「人工芝をDIYで施工したい!」
このような声を聞く機会が増えています。とはいえ、人工芝の施工経験がある方はほとんど見かけません。
などの疑問もあるのではないでしょうか?
この記事では、人工芝専門の施工業者の弊社が、DIY初心者のご夫婦にやり方をレクチャーしながら、DIYの施工方法を紹介します。
本記事で紹介する方法を真似すれば、初めての方でも施工できるはずです。
「憧れの人工芝をプロのやり方で設置したい!」そうお考えでしたら、ぜひご一読ください。
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今回、知人の西澤さんご夫婦から「DIYで人工芝を施工したい!」と相談をいただいたため、弊社の三浦がレクチャーしながらDIY施工にチャレンジします!
西澤さんご夫婦(左) と弊社の三浦 (右)
西澤:今の庭(以下写真)がちょっと殺風景なんですよね。なので、人工芝で色味のある庭にしたいと考えています。
西澤:我が家では元気いっぱいの愛犬が2匹いるので、ドッグランのできるお庭にしたいです。DIYは初めてですが、三浦さんご指導のもと頑張ります!
三浦:本日はどうぞよろしくお願いします!
今回はこちらのお庭が出来上がるまでの過程を、各工程の写真や動画を用いながらで解説します!
DIY施工後の写真
(参考)弊社人工芝に張り替え後の写真
2匹の愛犬ちゃんと一緒にドッグランもできています!
本記事を参考にしていただければ、上記のようなお庭が作れるはずです。
まずは「人工芝のDIYに使う道具は何を揃えればいいのか?」から説明していきます。
名称(リンク先はおすすめの商品) | 詳細 |
一般的な長さ(25~35mm)を推奨 | |
下地と人工芝の間に敷く。不織布タイプがおすすめ | |
下地材の元(川砂) 下地材の元(固まる土) | 下地を安定させるために人工芝の下にまく。本来は人工芝専用の下地材が望ましいが、ホームセンターで材料を揃える場合は左記の2種類を混ぜて使う |
人工芝の固定に使用 | |
防草シートの固定に使用(U字釘でもOK) | |
釘を固定する際に使用 | |
剥がしやすいテープのこと。人工芝のジョイント(2枚の人工芝をくっつける工程)で使う | |
人工芝のカットに使用。重みがあり50cm以上のものがおすすめ | |
人工芝のカットに使用。基本的にカットはカッターで行う | |
ハサミ(任意) | 人工芝のカットに使用。カッターでは切りにくい場合にハサミを使う |
天然芝や雑草の除去に使用 | |
下地の整地(=地面を平らにならす作業)に使用 | |
珪砂(スポーツやドッグランに使用する場合) | 人工芝の上にまき、耐久性を上げる |
人工芝のDIYで使用する道具は、上記の通りです!今回も上記の道具を用いてDIYで施工していきます。
おすすめの商品をリンク設定しておきましたが、ご自宅に既にあれば、新たに買う必要はありません。
ただし、人工芝と防草シートだけは、妥協せず値段の高いものを用意してください。
人工芝は基本的に「安かろう悪かろう」です。10年程度は使用するものなので、質の高いものを購入することをおすすめします。
もし「せっかくだから質の高い芝を使って安心したい」という場合は、弊社の人工芝をご検討ください。
景観・耐久・安全性どれも最高クラスの高級人工芝を安価で用意しております。以下の販売ページを気軽に覗いてみてください!
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今回は、DIY向け人工芝の中でも人気の、カインズとアイリスオーヤマの芝を使用しました!
▼カインズ:丸巻リアル人工芝 20mm 1×10m
▼アイリスオーヤマ:リアル防草人工芝 30mm 1m×10m
カインズのほうが緑が濃く、アイリスオーヤマのほうが色味の薄い印象です。どちらが良いかは好みの問題ですね。
ただ、これだけ見ても「イマイチ違いがわからない」と感じるのではないでしょうか。
そこで、
とあわせて並べてみました!
左上:カインズ 左下:ニトリ 右上:アイリスオーヤマ 右下:弊社人工芝
▼拡大してみると、こんな感じです。
ホームセンターの人工芝は、なんとな~くテカりのある印象があるのは分かりますか?
実はこれは、プラスチックに光が反射して光沢が発生してしまう現象なんです。
光沢がなく、より天然芝らしい見た目を求めるのであれば、専門業者の人工芝をおすすめします。
【人工芝をお庭でDIY施工する流れ】
人工芝をDIY施工する流れは、上記の10ステップです。
このステップに沿って、写真や動画を交えながらやり方を解説していきます!
三浦:まずはジョレンやスコップを使って、天然芝や雑草、石を撤去していきましょう!
三浦:特にマンホールの周りや壁際など、人工芝の隙間になりやすい部分は注力してください。
西澤:わかりました!ちなみに隙間になりやすい部分に注力する理由はなんですか?
三浦:隙間から雑草が生えてくるのを防ぐためですね。人工芝の隙間は特に光が差し込みやすく、雑草が生えやすい場所です。
なので「根っこから」雑草を抜いてください。
西澤:思ったよりも疲れますね。笑
三浦:そうですね。笑
ですが、下地の準備は人工芝の仕上がりや寿命を大きく左右するポイントですので、しっかり時間を使っていただけたらと思います。
適度に休憩をはさみながら、進めていきましょう!
※動画で見たい方はこちら
三浦:雑草や砂利の撤去が終わったら、トンボを使って地面を整地してください。
整地をしないと、人工芝を敷いた後も人工芝がデコボコしてしまい、景観が悪くなってしまいます。
そうならないよう、しっかり地面を平らに仕上げてください。
ただ、この後上から下地材をまくので、たっぷり時間をかけなくてもOKです!
西澤:トンボ、部活でよく使ってました。昔を思い出して楽しいです。笑
三浦:DIYそのものを楽しんでいただけてよかったです!笑
三浦:では次に、下地材をまいていきましょう!
下地材をまくことで、地面の水はけが良くなり、雨や雪で下地の崩れを防げます。
下地材は、人工芝専用のコンクリート材質の下地材がベストです。
コンクリート材質の下地材
コンクリート材質の下地材は水はけが良く固まりやすいので、雨が降った後でも下地が崩れにくいのが特徴です。
ですが、これは本来業者が施工で使用する下地材のため、ホームセンターでは販売しておりません。
弊社の販売ページのみ、人工芝専用のコンクリート材質の下地材を販売しております。
(弊社の調査によると、日本全国の中でも販売しているのは弊社の販売ページのみでした。)
長持ちする人工芝用の下地材を求めるのであれば、弊社の下地材を使用いただけたらと思います。
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三浦:今回はDIY向けに「川砂」と「水で固まる土」を混ぜたものを使用します。
点数で言うと60点くらいのクオリティにはなりますが、ホームセンターに売っている商品の中ではこれがベストです。用意はできていますか?
西澤:カインズでばっちり購入しておきました!
三浦:では「川砂」と「水で固まる土」を2:1の割合で混ぜていきましょう!
三浦:まずは袋を切って、ばーっと地面に砂をぶちまけてください。
三浦:そして右から左に、スコップでガッとすくって移動させます。
三浦:そしてまた左から右に、砂をすくって移動させてください。これを繰り返すことで、効率的に砂を混ぜることができます。
西澤:結構腰にきますね……!
三浦:はい。DIYは体力を使うので、全部1日で済ませようとせず、日を分けても良いと思います。
三浦:混ぜ終わったら、壁際からまいて行ってください。
後でトンボで整地するので、ざっくり全体に行き渡ればOKです!
※今回は撮影にご協力いただいたお礼として、弊社が普段の施工で使用しているコンクリート材質の下地材をプレゼントしました。
西澤:できました!明日、筋肉痛になる未来が見えます!
三浦:お疲れさまです!一回休憩挟んで、また再開しましょう!
※動画で見たい方はこちら
三浦:休憩をとったところで、次は下地を整地していきましょう!トンボを使って平らに仕上げてください。
三浦:このとき、壁際→中心の順に整地していくことで、全体が均一になりやすいですよ。
壁際にレンガやブロックの線があれば、そちらを基準に合わせるのがおすすめです。
西澤:完璧に平らにするのって難しいですね。
三浦:そうですね!ただ、仕上がりを左右する大事な工程のため、しっかり時間をかけたいところですね。
三浦:このへんでOKです!次の工程に入っていきましょう。
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三浦:次は下地材の転圧を進めていきます!
西澤:転圧……初めて聞きました!
三浦:転圧とは、地面に圧力をかけて固める作業です。DIYの場合は、かかとでひたすら地面を踏み固めてください。
西澤:こんな感じですか?
三浦:いい感じです!その調子で、下地全体を踏み固めてあげてください。
西澤:業者の方々も足で固めるのですか?
三浦:弊社の場合は、転圧機という専用の重機を使います。
転圧機
三浦:ちなみに、転圧機はレンタルもできます。重機の扱いに抵抗がなければ、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。
西澤:転圧、楽しいですね! 徐々に下地が完成していく感じがワクワクします。
三浦:かかとの転圧を極めるとペンギンみたいな歩き方になるので、そこらへんも楽しんでみてください。笑
三浦:これくらいでOKです。コンクリートブロックの線に対してもまっすぐになっていますね。これで下地は完成です!
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三浦:下地が完成したので、防草シートを敷いていきましょう。
三浦:まずは防草シートを広げていき、壁際と平行になるよう敷いていきます。
三浦:ある程度平行になったら、片方を丸釘かU字釘で固定してください。
西澤: 丸釘で良いんですね。U字釘じゃないとダメだと思っていました。
三浦:人工芝の場合はU字釘が必須ですが、防草シートの場合は丸釘でもU字釘でも問題ありません。
三浦:反対側も釘で留めてください。これで2箇所打設したので、ある程度防草シートが固定されます。
三浦:その後は、今打った2箇所の釘の間に、大体1mに1回の間隔で釘を追加していきましょう。
西澤:思ったより力をいれなくても釘が刺さりますね。
三浦:はい、力の入れすぎで防草シートにシワがよらないよう、注意してください。
三浦:他の箇所にも防草シートを敷いていきます。
三浦:防草シートが重なる箇所は5cmほど重なるようシートをカットし、上から釘で固定してください。
隙間ができると間から日光が差し込み雑草が生えてしまうので、隙間を作らないことが重要です。
西澤:マンホールのまわりはどのようにカットすれば良いですか?
三浦:マンホールの場合は、まず円の形がはっきりするまで足で圧力をかけてください。
三浦:形がはっきりわかるようになったら、円に合わせて上からカッターで切っていくだけです。
三浦:これで、マンホールのカットは完了です。
西澤:思ったよりシンプルなんですね。もっと複雑な工程が必要だと思っていました。
西澤:手探りですが、できました!いかがでしょうか?
三浦:良い感じです!では次の工程に進んでいきましょう!
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三浦:防草シートが敷き終わったら、次は人工芝を仮置きしていきます。
西澤:仮置きってなんですか?
三浦:仮置きとは、人工芝を仮で設置して完成形のイメージを掴む作業のことです。
また、新品の人工芝はロールとして巻かれていた時のクセが残っています。このクセを伸ばす目的でも、仮置きはしっかり行いましょう。
西澤:たしかに仮置きしないと、人工芝をどのようにカットするべきかもわからないですね。
三浦:そうなんです。仮の設置とはいえ、本当に芝を敷くようなつもりで取り組んでいきましょう!
三浦:まずは壁に人工芝を合わせて、人工芝を広げていきます。
三浦:長さがわかったら、少し余るくらい余裕を持ってカットします。
三浦:次に、壁に人工芝を合わせます。
三浦:その上で、壁から少し離れたところにU字釘を打設してください。
西澤:まっすぐ打ち込むのって意外と難しいんですね。
三浦:そうですね、多少斜めになるのは問題ありません。
ちなみに、いきなり力を入れてガンガン打設するのではなく、少しずつ打ち込むようにしてください。
地面に水道管があった場合、破損してしまうのを防ぐためです。
西澤:打った釘が目立ってしまうのですが、どうすれば良いですか?
三浦:釘が目立つのはDIYあるあるですね。釘が目立たない打ち方を説明します。
三浦:釘を完全に打ち込む前に、他のU字釘を使って釘の下に埋もれた芝の葉を掻き出してください。
三浦:その後、釘を完全に打ち込めば、だいぶ目立たなくなるはずです。
西澤:かなり隠れました!
三浦:良い感じです!ホームセンターの人工芝は葉の量が少ないのでまだ釘が見えますが、葉の量が多ければもっと目立ちにくくなりますよ。
三浦:最初に設置した芝と平行に敷くようにして、残りの箇所も仮置きを繰り返します。
壁に対して人工芝が斜めに重なる箇所は、以下の写真のように長さを余らせるようにしてください。この後カットしますので。
仮置きの完成イメージ(施工の都合上、人工芝の向きを変更しました)
西澤:一通り敷けました!
三浦:お疲れさまです!これで仮置きは完了です。
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三浦:仮置きが終わったら、人工芝をカットしていきましょう。
三浦:カットのやり方ですが、いきなり切るのではなく、まずは人工芝の裏に切り取り線を書き込みます。
仮置きした人工芝と壁が当たる場所に、端からペンで点を書き込んでいきます
三浦:点を書き込む間隔は20cmに1回くらいですね。
三浦:このように、端から端まで点を書き込んでください。
三浦:点を打ち込んだら、すべての点に重なるように定規をあてカットしていきます。やってみてください!
西澤:切ったつもりが切れてない……!
三浦:思ったより力を入れないと切れないんですよね。最初は難しいかもしれません。
あとはカットのコツとして、カッターの「先」ではなく「腹」で切るよう意識してください。
西澤:腹を使うことを意識したら切れました!
三浦:上手く切れましたね!これをすべての箇所で繰り返せばカットは完了です。
西澤:マンホールのまわりはどのようにカットすれば良いですか?
三浦:説明しますね。マンホールは難しく思われがちですが、意外と簡単ですよ。
三浦:まずは中心辺りからマンホールの円周に届くまで切れ込みを入れます。
三浦:あとは円周に沿って慎重にカットするだけです。
三浦:勢い余って円から外れないよう、ゆっくり丁寧にカットしてください。
三浦:これでマンホールのカットは完了です。
西澤:自分でこんなにキレイに切れる自信がありません!笑
三浦:最初は難しいと思うので、慎重に慎重にカットするしかないですね。不安でしたら、余った芝で練習してみると良いと思います!
どうしても自信がない・練習が面倒な場合は私たちのような専門業者にご相談ください。
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三浦:カットが終わったら、敷いてある複数の人工芝同士をジョイント(接着)していきます。
西澤:ジョイントはどのような目的で行うのですか?
三浦:継ぎ目が目立ったり、隙間から雑草が生えたりするのを防ぐためですね。
ジョイントは人工芝の景観と寿命に関わる大事な工程ですので、一緒に進めていきましょう。
三浦:ジョイントではこちらの養生テープを使用します。
三浦:まず、ジョイントする片方の人工芝の裏に、養生テープを貼っていきます。
このテープの上にもう片方の人工芝も貼るので、テープの接着面が半分ほどはみ出るようにしてください。
三浦:こんな感じですね。端は少し長めに残しておき、後でカットします。
三浦:養生テープを端まで貼ります。
三浦:次に、もう片方の人工芝をジョイントしていきます。
三浦:継ぎ目が目立たないよう、ゆっくり下ろしてください。
三浦:端の余ったテープは、この段階でカットします。
三浦:乗せただけだとまだ継ぎ目が目立つので、端から丁寧に継ぎ目を合わせていきます。
三浦:それでもまだ継ぎ目が目立つ場合は、指でガリガリと継ぎ目をなぞることで、目立ちにくくなりますよ。
地道な作業ですが、これを端から端まで繰り返してください。
三浦:終わったら、端から1m間隔でU字釘を打っていきます。
西澤:養生テープだけだとダメなんですか?
三浦:そうですね。養生テープだけだと接着が弱いので、U字釘で補強する必要があります。
三浦:釘打ちが端から端まで完了したら、1枚目のジョイント完成です。残りの人工芝もすべてジョイントしてください!
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三浦:では最後に、壁際の外周部分をU字釘で固定していきましょう。
西澤:いよいよ本留めですね。
三浦:壁から2~3cmくらいの場所に、U字釘を打設してください。
西澤:ここでも、釘が目立たないように埋もれた芝を掻き出したほうがよいですよね?
三浦:はい!地道に丁寧な打設を繰り返してください。
三浦:こんな感じですね。残りの箇所も打ち込んでみてください!
西澤:釘はどれくらいの間隔で打設すれば良いですか?
三浦:1mに1回を目安に打ち込むのが良いかなと思います。
ちなみに、強く打ち込みすぎると1箇所だけ凹んで見えるので、力の入れすぎには注意してください。
1箇所ずつ丁寧に釘を打っていきます
西澤:釘の打ち込み、すべて終わりました! 最後の方は釘打ちにも慣れてきて、スムーズにできました。
三浦:かなり上手く仕上がりましたね!本当お疲れさまでした!
西澤:業者さんほどキレイに継ぎ目を隠すことはできなかったのですが、満足です!
西澤:我が家のわんちゃん達も早速はしゃいでます!笑
三浦:気に入ってもらえたみたいですね。笑
三浦:ちなみに、人工芝の上に珪砂という砂をまくとわんちゃんの足のケアになります。
ホームセンターやAmazonで売っているので、ドッグランに使用する場合は検討してみてください。
最後に記念撮影!西澤さん、お疲れさまでした!
ちなみに、こちらはアイリスオーヤマの人工芝を使用したお庭です。
肌触りや工事のしやすさにはそこまで大きな差はありませんでした。やはり大きな違いは色味の濃さかな、という印象です。
また、最後はサービスで、弊社の人工芝を使って職人がキレイに張り直しました。
ぜひわんちゃんといっぱい遊んでいただけたらと思います!
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DIYにかかる費用は、大体いくらなのでしょうか?
結論から言うと、約4,300円/㎡が人工芝のDIY費用目安になります。内訳としては、以下のようなイメージです。
人工芝 | 3,400円/平米 |
防草シート | 300円/平米 |
下地材 | 300円/平米 |
副資材(釘など) | 300円/平米 |
これに加え、持っていない工具の購入費用が別途かかります。
人工芝の費用に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。業者に依頼する場合の費用相場についても紹介しているので、興味があればご覧ください。
「人工芝の費用相場って何円くらい?DIY・施工業者の料金相場まとめ!」
ここでは、人工芝のイレギュラーな施工方法を紹介します。
【ドッグラン向け人工芝の施工方法】
ドッグラン向けに人工芝を施工する場合の施工方法は上記のとおりです。
基本の施工と同じですが、最後の工程に珪砂という砂を撒く必要があります。
また、ドッグラン向けの場合は「毛足が長く毛量が多い人工芝」を使用してください。
珪砂を巻きやすくなるだけでなく、クッション性が高く犬ちゃんの足腰のケアになります。
ドッグラン向け人工芝に関する知識は以下の記事にまとめているので、興味があれば見てみてください。
「人工芝を犬用・ドッグラン用に敷くメリット&デメリット!おしっこの臭い対策まで!」
【屋上・ベランダ・テラスの場合の施工方法】
屋上やベランダ、テラスに施工する場合、お庭の施工方法と大きく工程が変わります。
まずコンクリートの上に施工することになるので、下地材や防草シートが必要ありません。
また、風の強い環境でも人工芝が飛ばされないよう、専用のボンドや工法で芝同士を接着し、一つのカーペットのようにジョイントします。
加えて、屋上やテラスでは10~13年に1回の防水加工が必須です。
このタイミングで人工芝を剥がせるよう「普通は剥がれないが、必要な時には剥がせる状態」に仕上げる必要があります。
これら工程がDIYでは非常に難しく、工事も危険であることから、DIYではおすすめしていません。
屋上・ベランダ・テラスの場合は、DIYではなく業者に依頼するのが安全です。
コンクリートへの施工方法や注意点については以下の記事でも解説しています。施工事例なども紹介しているので、もしよければ覗いてみてください。
「人工芝をコンクリートに施工する方法!安全に敷く注意点&施工事例も紹介」
【スポーツ向け人工芝の施工方法】
サッカー練習などのスポーツ向けに人工芝を施工する場合は、工程の最後に珪砂を撒く必要があります。逆に、それ以外の流れは通常の施工と同じです。
珪砂により人工芝の耐久性とクッション性が増し、足腰への負担を軽減することができます。
【人工芝DIY施工のよくある失敗パターン5選】
ここでは、人工芝DIYでよくある代表的な失敗パターンを5つ紹介します。
初めて施工する人が陥りがちな落とし穴なので、ぜひ事前に把握し、失敗を回避してください!
原因 |
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対策 |
|
まずよくある失敗パターンが「人工芝がデコボコになってしてしまった」というもの。
その原因は「下地の整地と転圧で甘い箇所があるため」です。下地が強固でないと、最初は平らに見えても、人や物の重みで徐々に崩れてしまいます。
下地の作り直しは人工芝や防草シートを剥がす大作業となってしまうため、中々リカバリーできません。そのため、施工の段階から下地作りには注力する必要があるのです。
下地の重要性については、以下の記事でも解説しています。詳しく知りたい場合は、以下の記事を覗いてみてください。
原因 |
|
対策 |
|
「芝目の向きが揃っていない」というのも、初心者にありがちな失敗パターンです。
芝目とは、人工芝の葉の傾きのことです。人工芝の葉は直立しているわけではなく、少し斜めに傾いています。
この向きを統一しないと「左に傾く芝もあったり、右に傾く人工芝もあったり」といった状態に。
人工芝を仮置きする際に、目視で向きを確認し統一するようにしてください。
芝目や人工芝の向きを合わせる敷き方のコツについて詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
「人工芝にはキレイに見える向きがある!芝目の向きを合わせる敷き方も公開!」
原因 |
など |
対策 |
など |
継ぎ目が目立つのもDIYのよくある失敗パターンです。
人工芝と人工芝の隙間が空いたり、必要以上に重なったりしてしまい、目立ってしまいます。
以下8つの対策を可能な範囲で実施し、カバーしていただけたらと思います。
各対策の詳細は以下の記事で解説しているので、詳しく知りたい場合はこちらを参考にしてください。
「人工芝の継ぎ目を隠す方法8選!対策から応急処置、原因まで完全まとめ」
原因 |
|
対策 |
|
人工芝にカビが生えるケースもよくあるようです。
カビた人工芝の写真
カビが生える原因はシンプルで「ナイロン製の人工芝を使っているから」。
逆に言えば、ナイロン不使用の「ポリエチレン製」や「ポリプロピレン製」の人工芝を選べば、カビが生えることはありません。
人工芝とカビについては以上の知識だけで十分かと思いますが、より詳しく知りたい場合は以下の記事を参考にしてみてください。
「人工芝にカビを生やさない簡単な方法!専門業者が教える効果抜群の対策!」
原因 |
|
対策 |
|
人工芝と人工芝の隙間(継ぎ目)から雑草が生え、人工芝を持ち上げてしまうパターンもあります。
原因は明らかに雑草なので、雑草の対策を徹底する必要があります。
具体的には、以下の4つ。
1と2は特に重要なので、最低限実施しましょう。
雑草対策についての解説は別記事でまとめているので、詳しくは以下の記事をご確認ください。
「人工芝の雑草対策4選!生える原因~防草シートの敷き方まで総まとめ!」
ここまで人工芝のDIY方法についてお伝えしましたが、DIYに自信がないのであれば、専門業者に頼んだ方がお得な場合もあります。
というのも、DIYの場合、
といったケースが多々あります。
特に寿命に大きく差が出てしまい、プロが施工すると8~10年持つのに対し、DIYで施工すると1~3年で劣化してしまうことも多いです。
そのため、「長期的に見たら業者に依頼した方がお得だった」となるパターンも珍しくありません。
もちろん「自分でやってみたい」「DIY自体が好き」という理由であれば、DIYは非常におすすめです。
しかし「コストを抑えるためにDIYを検討している」のであれば、一度専門業者へ見積もりを依頼して、DIYの場合と比較してみると良いかもしれません。
あなたのお庭も人工芝へ!
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「DIYで施工したい」場合はこちら
最後に、人工芝に関するよくある質問とその回答を紹介していきます。
【人工芝の7つのメリット】
【人工芝の5つのデメリット】
人工芝のメリット・デメリットは上記のとおりです。
各項目の説明は以下の記事でもまとめているので、詳しく知りたい場合は以下の記事をご確認ください。
「人工芝のメリット・デメリット12選!導入前に知っておきたい知識まとめ!」
正しく対策すれば、人工芝でバーベキューは可能です。その対策とは、以下の通り。
特に1~2は必須なので、ぜひ対策してバーベキューを楽しんでください。
おすすめの防火シートや詳しい説明は以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。
「【対策すればOK】人工芝の上でバーベキューしよう!専門業者が教える3つの対策」
人工芝のお手入れ方法については、基本的には掃除機やホウキをかけて掃除をすればOKです
ちなみに、掃除機の場合は「ダイソンの掃除機」が圧倒的におすすめです。弊社も普段の掃除ではダイソンを使用しています。
また、状況別の人工芝の掃除方法は別の記事でまとめていますので、詳しく知りたい場合は以下の記事をご覧ください。
「人工芝のお手入れ&掃除方法を完全まとめ!メンテナンスはこれで解決!」
場所 | 耐用年数目安 |
お庭 | 8年(DIYの場合1~3年) |
屋上・テラス | 9年 |
室内 | 11年 |
テニスコート | 6年 |
サッカー場 | 4年 |
幼稚園 | 7年 |
パターゴルフ場 | 7年 |
弊社の経験上、人工芝の寿命は上記のとおりです。
一般的な人工芝の寿命は10年前後と言われることが多いようです。しかし、実際は人工芝の品質や場所、工事自体の品質によって大きく左右されます。
詳しくは以下の記事にまとめているので、興味があれば覗いてみてください。
「人工芝の耐用年数は?劣化の原因&寿命を延ばす6つのポイント!」
「人工芝を敷くと虫がわく」という噂は明確に間違いです。正しく施工すれば、人工芝に虫がわくことはほぼありません。
むしろ雑草が減ったり下地材で虫が生活しにくくなったりすることから、工事前と比べて虫は減るはずです。
とはいえ、施工に問題があると多少は虫がわくのも事実。以下の記事で原因と対策をまとめているので、詳しく知りたい場合は参考にしてください。
「「人工芝は虫がわく」は間違い!専門業者が教える4つの原因&対策!」
砂利の上に人工芝を敷くのはNGです!「砂利で芝が破損する」「芝がデコボコする」など危険性が増してしまいます。
では砂利がある場合はどうすれば良いかと言うと、ズバリ砂利を撤去してから人工芝を敷いてください。
詳しくは以下の記事にまとめているので、興味があればご一読ください。
「砂利の上に人工芝を敷くのはNG!専門業者が教える砂利への施工方法!」
多少の雪なら放置でOKです。人工芝は雪や寒さにも想定して作られていますので、多少の積雪は問題ありません。
ただ、数cm以上雪が積もった場合は、放置すると芝や下地にダメージがあるかもしれません。その場合はスコップでの雪かきと、水で洗い流すことが必要です。
詳しい方法は以下の記事で紹介しているので、必要に応じて参考にしてください。
「【多少の雪なら放置でOK!】人工芝の雪かき方法完全まとめ!」
人工芝の素材はざっくり言うと「プラスチック」でできています。具体的には、以下の3種類のどれかです。
弊社では耐久性や肌触り、値段すべてに優れたポリエチレンを推奨しています。
各素材の特徴は以下の記事で解説しているので、もし興味があれば覗いてみてください!
「【プロが解説】人工芝3種類の素材とその特徴とは?おすすめの素材も公開!」
お庭を人工芝にしただけで、猫が来なくなるわけではありません。
一時的には来なくなるかもしれませんが、時間とともに慣れてまた集まってしまうパターンが多いです。
なので、猫避けをしたい場合は何かしらの対策をする必要があります。
おすすめの対策方法は「人工芝に猫の嫌がる臭いのスプレーを吹きかける」です。お客様からは、この方法が一番「効果が出た」との声を頂いています。
人工芝の猫避けについては、以下の記事でも紹介しているので「もっと詳しく知りたい」という場合は読んでみてください。
「もう野良猫で悩まない!人工芝でお庭に猫を寄せ付けない方法まとめ!」
人工芝の耐熱温度は110℃程度が一般的です。
ただ、芝の材料や品質によっても左右され、低いものだと耐熱温度が70℃程度の人工芝もあります。
「防炎認定」されている人工芝を選べばさらに安心ですので、バーベキュー目的の場合は防炎認定人工芝がおすすめです。
「防炎認定人工芝」の調べ方や詳しい解説は以下の記事を参考にしてください!
「人工芝の防炎性能は低い!?耐熱温度の高い「防炎認定人工芝」で火災対策!」
ニトリのジョイントタイプ人工芝
結論から言うと、ロールタイプがおすすめです。
もちろん、ジョイントタイプが悪い、というわけではありません。ですが見た目や耐久性の面でどうしてもロールタイプより劣ってしまいます。
そのため「設置の手軽さに特化したい」という場合以外は、ロールタイプ人工芝をおすすめします。
【人工芝をDIY施工する流れ】
本記事では、人工芝のDIY施工の流れを、西澤さんご夫婦のDIYを例にお伝えしました。少しでも参考になれば幸いです。
DIYは費用を安く抑えるために取り組む方も多いですが、人工芝と防草シートはしっかり予算をかけて購入することをおすすめします。
これらの材料は人工芝の「見た目」と「寿命」、「肌触り」を大きく左右するもの。人工芝は数年単位で使用するので、安価なものは避けたほうが良いでしょう。
もし「まだ材料を揃えていない」「見た目も寿命も肌触りもすべて高品質な材料が欲しい」というのであれば、人工芝の販売ページを覗いてみてください。
実際に弊社が普段の工事で使う、高品質な人工芝や下地材、防草シートなどを取り揃えています。
また「DIYに自信がない」「よりキレイな景観に仕上げたい」という場合は、弊社にご相談ください。あなたのお庭に最適な施工プランを提案させていただきます。
あなたのお庭も人工芝へ!
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