日本人工芝計画

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人工芝をDIYで施工する方法|初心者でも簡単にできるやり方をプロが解説!

更新日:

 

人工芝をDIYで施工したい!

 

このような声はよく聞きますが、人工芝の施工経験がないと、

  • 実際どのような流れで施工するのかわからない
  • マンホールまわりなどの施工は難しそう
  • コツや注意点があれば知りたい

など、疑問や悩みが多いものです。

 

そこで本記事では、人工芝専門の施工業者の弊社が、DIY初心者のご夫婦にやり方をレクチャーしながら、人工芝の施工方法を紹介します。

 

ここで紹介する方法を真似すれば、初めての方でも正しく施工ができます

 

憧れの人工芝を、プロのやり方で設置したい!」とお考えの方は、ご一読ください。

 

 

日本人工芝計画が、DIY初心者のご夫婦とDIYにチャレンジしました!

今回、知人の西澤さんご夫婦から「DIYで人工芝を施工したい!」と相談をいただきました。

 

そこで、弊社の三浦がお二人にレクチャーをしながら、DIY施工にチャレンジしてもらいます!

 

西澤さんご夫婦(左) と弊社の三浦 (右)

 

西澤:今の庭(下の写真)がちょっと殺風景なんですよね。なので、人工芝で色味のある庭にしたいと考えています。

 

 

西澤:あと、我が家には元気いっぱいの愛犬が2匹いるので、ドッグランもできるお庭にしたいです。DIYは初めてですが、三浦さんご指導のもと頑張ります!

 

三浦:承知しました。本日はどうぞよろしくお願いします!

 

 

先に完成後のお庭をお見せします!

 

今回は、下の写真のお庭ができあがるまでの過程を、写真や動画を交えながら解説します!

 

DIY施工後の写真

 

なお、DIYで人工芝を敷き終わった後で、弊社による張り替えをおこないました。張り替え後は、以下のようなお庭になっています。

 

(参考)DIYで設置した人工芝を、弊社が張り替えした後の写真

 

人工芝の施工後は、2匹のワンちゃんもドッグランを楽しんでいます!

 

 

本記事を参考にしていただければ、このようなお庭が作れます。

 

まずは、「人工芝のDIYに使う道具は、何を揃えればいいのか?」というところから見ていきましょう。

 

 

これを揃えればOK!人工芝のDIYで必要な道具のすべて

 

名称(リンク先はおすすめの商品)

詳細

人工芝

一般的な長さ(25~35mm)を推奨

防草シート

下地と人工芝の間に敷く。不織布タイプがおすすめ

下地材の元(川砂)

下地材の元(固まる土)

下地を安定させるために人工芝の下にまく。本来は人工芝専用の下地材が望ましいが、ホームセンターで材料を揃える場合は左記の2種類を混ぜて使う

U字釘

人工芝の固定に使用

丸釘

防草シートの固定に使用(U字釘でもOK)

ハンマー

釘を固定する際に使用

ジョイントテープ

剥がしやすいテープのこと。人工芝のジョイント(2枚の人工芝をくっつける工程)で使う

定規

人工芝のカットに使用。重みがあり50cm以上のものがおすすめ

刃が大きめのカッター

人工芝のカットに使用。基本的にカットはカッターでおこなう

ハサミ(任意)

人工芝のカットに使用。カッターでは切りにくい場合にハサミを使う

ジョレン(スコップでも代用可)

天然芝や雑草の除去に使用

トンボ

下地の整地(=地面を平らにならす作業)に使用

珪砂(スポーツやドッグランに使用する場合)

人工芝の上にまき、耐久性を上げる

 

人工芝のDIYで使用する道具は、上記のとおりです。今回も、これらの道具を用いてDIYで施工していきます。

 

おすすめの商品をリンクで張っておきましたが、すでにお持ちであれば、新しく買う必要はありません。

 

ただし、人工芝と防草シートだけは、妥協せずに値段の高いものを用意してください

 

人工芝は基本的に「安かろう悪かろう」です。安いものはすぐにへたってしまうので、少し値段が高くても高品質なものを選ぶことをおすすめします。

 

また、防草シートも安価だと耐久性が低いことが多いため、安すぎるものは避けたほうが無難です。

 

 

今回はカインズとアイリスオーヤマの人工芝を使用しました!

 

今回は、DIY向け人工芝のなかでも人気のカインズアイリスオーヤマの芝を使用しました!

 

▼カインズ:丸巻リアル人工芝 20mm 1×10m

 

▼アイリスオーヤマ:リアル防草人工芝 30mm 1m×10m

 

上の写真のように、カインズのほうが緑が濃く、アイリスオーヤマのほうが色味の薄い印象です。

 

どちらを使うかは、好みで選んでしまって構いません。

 

これだけ見ても、イマイチ違いがわからない」という方は、カインズ・アイリスオーヤマ・ニトリ・弊社の人工芝の4つを並べた下の写真をご覧ください。

 

左上:カインズ 右上:アイリスオーヤマ 左下:ニトリ 右下:弊社人工芝

 

▼上の写真の拡大

 

右下の弊社の人工芝以外は、テカりが出ています。

 

このテカりは、人工芝に含まれているプラスチックに光が反射することで発生しています

 

光沢の少ない、より天然芝らしい見た目を求めるのであれば、専門業者の人工芝を使うことがおすすめです。

 

高品質な人工芝で施工をしたい方は、下記から弊社までご相談ください。

 

 

人工芝をお庭にDIY施工する流れ10ステップ

【人工芝をお庭でDIY施工する流れ】

  1. 天然芝や雑草、石を撤去する
  2. トンボで地面を整地する
  3. 下地材をまく
  4. 下地を整地する
  5. 下地を転圧する
  6. 防草シートを敷く
  7. 人工芝を仮置きする
  8. 人工芝をカットする
  9. 人工芝同士をジョイント(接着)する
  10. 人工芝をU字釘で固定する

人工芝をDIY施工する流れは、上記の10ステップです。

 

このステップに沿って、写真や動画を交えながら、施工の方法をお伝えしていきます。

 

 

ステップ①天然芝や雑草、石を撤去する

 

 

三浦:まずはジョレンやスコップを使って、天然芝や雑草、石を撤去していきましょう!

 

 

三浦:特にマンホールの周りや壁際など、人工芝の隙間になりやすい部分は念入りにやってください。

 

西澤:わかりました!ちなみに、隙間になりやすい部分に注力する理由はなんですか?

 

三浦:隙間から雑草が生えてくるのを防ぐためです。

 

人工芝の隙間は、光が差し込んで雑草が生えてきやすい部分なので、必ず「根っこから」抜くようにしてください。

 

 

西澤:思ったよりも疲れますね。笑

 

三浦:そうですね。笑

 

ただ、下地の準備は人工芝の「仕上がり」や「寿命」を大きく左右するポイントですので、時間をかけて丁寧に作業してください。

 

適度に休憩をはさみながら、進めていきましょう!

 

なお、庭に雑草が多い場合には、ジョレン・スコップのほかに、「回転式草取り機」や「根さばき」といった道具を使うのもおすすめです。

 

※詳しくは、下記の記事をご参照ください。

 

庭の草取りを劇的に簡単にする道具6選!これさえ揃えればOK!

 

 

ステップ②トンボで地面を整地する

 

※動画で見たい方はこちら

 

 

三浦:雑草や砂利の撤去が終わったら、トンボを使って地面を整地してください。

 

整地をしないと、人工芝を敷いた後で表面がデコボコしてしまい、景観が悪くなってしまいます。

 

きれいに仕上げるため、ここでは丁寧に地面を平らにしてください。

 

ただ、この後の工程で上から下地材をまくので、たっぷり時間をかけなくてもOKです!

 

 

西澤:トンボ、部活でよく使ってました。昔を思い出して楽しいです。笑

 

三浦:DIYそのものを楽しんでいただけてよかったです!笑

 

 

ステップ③下地材をまく

 

※動画で見たい方はこちら

 

三浦:それでは次に、下地材をまいていきましょう!

 

下地材をまくことで、地面の水はけが良くなり、雨や雪で下地が崩れてしまうことを防止できます。

 

ここで使う下地材は、人工芝専用のコンクリート材質の下地材が望ましいです。

 

コンクリート材質の下地材

 

三浦:コンクリート材質の下地材は水はけが良く固まりやすいため、雨が降った後でも下地が崩れにくいことが特徴です。

 

しかし、この下地は本来、専門業者が施工で使用するものなので、ホームセンターでは販売しておりません

 

このため、人工芝専用の下地材で施工をしたい方は、弊社までご相談ください。

 

 

三浦:さて、今回はDIYでの施工ということで、人工芝専用の下地材は使わず、比較的手に入りやすい「川砂」と「水で固まる土」を混ぜたものを使用します。

 

点数で言うと60点くらいのクオリティにはなりますが、ホームセンターに売っている商品のなかではこれがベストです。

 

西澤さん、「川砂」と「水で固まる土」の用意はできていますか?

 

西澤:カインズでばっちり購入しておきました!

 

 

三浦:それでは、「川砂」と「水で固まる土」を2:1の割合で混ぜていきましょう!

 

 

三浦:まずは袋を切って、ばーっと地面に砂を出してください。

 

 

三浦:そして右から左に、スコップですくって移動させます。

 

 

三浦:そしたら今度は左から右に、砂をすくって移動させてください。これを繰り返すことで、効率的に砂を混ぜられます。

 

西澤:結構、腰にきますね……!

 

三浦:そうなんですよね。DIYは体力を使うので、全部1日で済ませようとせず、日を分けても良いと思います!

 

 

三浦:混ぜ終わったら、壁際からまいていってください。

 

後でトンボで整地するので、ざっくり全体に行き渡ればOKです!

 

※今回は撮影にご協力いただいたお礼として、弊社が普段の施工で使用しているコンクリート材質の下地材をプレゼントしました。

 

西澤:できました!明日、筋肉痛になる未来が見えます!

 

三浦:お疲れさまです!一回休憩を挟んで、また再開しましょう!

 

 

ステップ④下地を整地する

 

※動画で見たい方はこちら

 

三浦:休憩をとったところで、次は下地を整地していきます!トンボを使って平らに仕上げてください。

 

 

三浦:このとき、「壁際から中心」の順番で整地をしていくと、全体が均一になりやすいです。

 

壁際にレンガやブロックの線があれば、それを基準に高さを合わせていくとやりやすいですよ。

 

 

西澤:完璧に平らにするのって難しいですね。

 

三浦:そうですね!ただ、仕上がりを左右する大事な工程なので、たっぷり時間をかけて、丁寧に作業することをおすすめします。

 

 

三浦:このくらいまで平らにできたらOKです!次の工程に入っていきましょう。

 

 

ステップ⑤下地を転圧する

 

※動画で見たい方はこちら

 

三浦:次は下地材の転圧をします!

 

西澤:「転圧」ってなんですか?

 

三浦:転圧とは、地面に圧力をかけて固める作業のことです。DIYの場合は、かかとでひたすら地面を踏み固めてください。

 

西澤:こんな感じですか?

 

 

三浦:いいですね!その調子で、下地全体を踏み固めてあげてください。

 

西澤:これって、業者の方々も足で固めているんですか?

 

三浦:いえ、弊社の場合は、転圧機という専用の重機を使っています。

 

転圧機

 

三浦:ちなみに、転圧機はレンタルもできます。重機の扱いに抵抗がなければ、チャレンジしてみるのも良いですね。

 

>>転圧機のレンタルはこちら

 

 

西澤:転圧、楽しいです! 徐々に下地が完成していく感じがワクワクします。

 

三浦:かかとの転圧を極めると、ペンギンみたいな歩き方になるので、そのあたりも楽しんでみてください。笑

 

 

三浦:これくらいでOKです。コンクリートブロックの線に対しても、地面がまっすぐになっていますね。

 

ここまでで、下地づくりは完了しました!

 

人工芝を施工する際、下地づくりは非常に重要な工程です。

 

というのも、ここで手を抜いてしまうと、人工芝を敷いた後に人や物の重みで凹んだり、雑草が生えてきたりすることにつながります。

 

※下地づくりの重要性については、下記の記事でもお伝えしているので、ご興味があれば併せてご覧ください。

 

人工芝は下地が命!DIYでの下地の作り方3ステップ

 

 

ステップ⑥防草シートを敷く

 

※動画で見たい方はこちら

 

三浦:下地が完成したので、次は防草シートを敷いていきましょう。

 

 

三浦:まずは防草シートを広げていき、壁際と平行になるように敷きます。

 

 

三浦:ある程度平行になったら、片方を丸釘かU字釘で固定してください。

 

西澤: 丸釘で良いんですね。U字釘じゃないとダメだと思っていました。

 

三浦:人工芝を固定する際は必ずU字釘を使いますが、防草シートの場合は丸釘でもU字釘でも問題ありません。

 

 

三浦:片方が留め終わったら、反対側も釘で留めてください。

 

これで2箇所を打設したので、ある程度防草シートが固定されてます。

 

 

三浦:その後は、今打った2箇所の釘の間に、大体1mに1回の間隔で釘を追加していきましょう。

 

西澤:思ったより力を入れなくても釘が刺さりますね。

 

三浦:はい。力の入れすぎで防草シートにシワがよらないよう、注意してくださいね。

 

 

三浦:釘を打ち終わったら、ほかの箇所にも防草シートを敷いていきます。

 

 

三浦:防草シートが重なる箇所は5cmほど重なるようにカットして、上から釘で固定してください。

 

ここでシートとシートの間に隙間ができると、そこから日光が差し込んで雑草が生えてきてしまいます。

 

そのため、防草シートを設置する際は、隙間ができないように細心の注意を払ってください。

 

西澤:マンホールのまわりは、どのようにカットすれば良いですか?

 

 

三浦:マンホールの部分は、まず円の形がはっきりするまで足で圧力をかけます。

 

 

三浦:シートの上からマンホールの形がはっきりわかるようになったら、その形に合わせて上からカッターで切っていくだけです。

 

 

三浦:これで、マンホールのカットは完了です。

 

西澤:思ったよりシンプルなんですね。もっと複雑な作業が必要だと思っていました。

 

 

西澤:手探りですが、できました!いかがでしょうか?

 

三浦:良い感じです!

 

ちなみに、「防草シートは絶対に必要?」と思われるかもしれませんが、これを敷かないと人工芝の下から雑草が生えてきて、表面がデコボコになったり、雑草を餌にする虫が寄ってきたりしてしまいます。

 

このため、防草シートは必ず敷くようにしてください。

 

※防草シートの必要性については、下記の記事でも詳しくお伝えしています。

 

人工芝の下に防草シートが必要な3つの理由!正しい敷き方&コツも紹介!

 

 

ステップ⑦人工芝を仮置きする

 

※動画で見たい方はこちら

 

三浦:防草シートが敷き終わったら、次は人工芝を仮置きしていきます。

 

西澤:仮置きってなんですか?

 

三浦:仮置きとは、人工芝を庭に置いてみて、完成形のイメージをつかむ作業のことです。

 

新品の人工芝はロールとして巻かれていたときにクセがついてしまうのですが、このクセを伸ばすためにも仮置きは有効です。

 

西澤:たしかに仮置きしないと、人工芝をどのようにカットするべきかもわからないですね。

 

三浦:そうなんです。仮置きは重要な工程ですので、手を抜かず真剣に取り組んでいきましょう!

 

 

三浦:まずは壁に人工芝を合わせて、ロールを広げていきます。

 

 

三浦:必要な長さがわかったら、少し余るくらいのところで、余裕を持ってカットします。

 

 

三浦:カットできたら、壁に人工芝の端を合わせます。

 

ここまでの作業で注意したいのが、「人工芝にはキレイに見える向きがある」ということです。

 

人工芝を敷く際は、目線の方向に合わせて芝目の向きを調整すると、景観が良く感じられます。

 

※詳細については、下記の記事でお伝えしています。

 

人工芝にはキレイに見える向きがある!芝目の向きを合わせる敷き方も公開!

 

 

三浦:さて、人工芝を置けたら、続いては壁から少し離れたところにU字釘を打設していきます。

 

 

西澤:まっすぐ打ち込むのって意外と難しいんですね。

 

三浦:そうなんです!ただ、ここでは多少斜めになってしまっても、そこまで問題ありません。

 

また、U字釘はいきなり力を入れてガンガン打設するのではなく、少しずつ打ち込むようにしてください。

 

これは地面に水道管があった場合、破損させてしまうのを防ぐためです。

 

西澤:あれ、打った釘が目立ってしまうのですが、どうすれば良いですか?

 

三浦:釘が目立つのは、DIYあるあるですね。釘が目立たない打ち方を説明します。

 

 

三浦:釘を完全に打ち込む前に、他のU字釘を使って、釘の下に埋もれた芝の葉を掻き出してください。

 

 

三浦:その後、釘を完全に打ち込めば、だいぶ目立たなくなりますよ。

 

 

西澤:かなり隠れました!

 

三浦:良い感じです!ホームセンターの人工芝は葉の量が少ないのでまだ釘が見えていますが、葉の量が多い人工芝なら、もっと目立ちにくくなりますよ。

 

 

三浦:U字釘が打ち終わったら、設置できた芝と平行になるよう、残りの箇所も人工芝の仮置きを繰り返します。

 

壁に対して人工芝が斜めに重なる箇所は、後でカットするので、下の写真のように長さを余らせておいてください。

 

仮置きの完成イメージ(施工の都合上、人工芝の向きを変更しました)

 

西澤:一通り敷けました!

 

三浦:お疲れさまです!これで仮置きは完了です。

 

 

ステップ⑧人工芝をカットする

 

※動画で見たい方はこちら

 

三浦:仮置きが終わったら、人工芝をカットしていきましょう。

 

 

三浦:カットのやり方ですが、いきなり切るのではなく、まずは人工芝の裏に切り取り線を書き込みます。

 

仮置きした人工芝と壁が当たる場所に、端からペンで点を書き込んでいってください。

 

 

三浦:点を書き込む間隔は、20cmに1回くらいですね。

 

 

三浦:このように、端から端まで点を書き込んでいきます。

 

 

三浦:点を書き込めたら、すべての点に重なるように定規を当ててカットしていきます。やってみてください!

 

西澤:切ったつもりが切れてない……!

 

三浦:思ったより力を入れないと切れないんですよね。最初は難しいかもしれません。

 

カットのコツは、カッターの「先」ではなく「腹」で切るよう意識することです。

 

 

西澤:腹を使うことを意識したら切れました!

 

三浦:うまく切れましたね!

 

あとは、刃が大きめのカッターを使って、刃を高頻度で替えると、だいぶ切りやすくなります。

 

※詳細は、下記の記事をご参照ください。

 

人工芝のカット方法まとめ!必要な道具4選&失敗しないための2つのコツ

 

西澤:マンホールのまわりは、どのようにカットすれば良いですか?

 

三浦:説明しますね。マンホール部分のカットは難しく思われがちですが、意外と簡単です。

 

 

三浦:まずは、中心辺りからマンホールの円周に届くまで、カッターで切れ込みを入れます。

 

 

三浦:あとは、マンホールの円周に沿って慎重にカットするだけです。

 

 

三浦:勢い余ってカッターの刃が円から外れないよう、ゆっくり丁寧にカットしてください。

 

 

三浦:これでマンホールのカットは完了です。

 

西澤:自分でこんなにキレイに切れる自信がありません!笑

 

三浦:最初は難しいと思うので、慎重に慎重にカットするしかないですね。不安でしたら、余った芝で練習してみると良いですよ!

 

どうしても自信がなかったり、練習が面倒だったりする方は、私たちのような専門業者にご相談ください。

 

 

ステップ⑨人工芝同士をジョイント(接着)する

 

※動画で見たい方はこちら

 

三浦:カットが終わったら、敷いてある複数の人工芝同士をジョイント(接着)していきます。

 

西澤:ジョイントは、どのような目的でおこなうのですか?

 

三浦:継ぎ目が目立ったり、隙間から雑草が生えたりするのを防ぐためです。

 

ジョイントは人工芝の景観と寿命に関わる大事な工程ですので、一緒にやっていきましょう。

 

 

三浦:ジョイントでは、この養生テープを使用します。

 

 

三浦:まず、ジョイントする片方の人工芝の裏に、養生テープを貼っていきます。

 

このテープの上にもう片方の人工芝も貼るので、テープの接着面が半分ほど外側にはみ出るようにしてください。

 

 

三浦:上の写真のような感じですね。テープの端は少し長めに残しておき、後でカットします。

 

 

三浦:そうして、養生テープを端まで貼っていきます。

 

 

三浦:テープを貼り終わったら、もう片方の人工芝をジョイントします。

 

 

三浦:継ぎ目が目立たないよう、ゆっくり下ろしてください。

 

 

三浦:端の余ったテープは、この段階でカットします。

 

 

三浦:人工芝を上から乗せただけだと、まだ継ぎ目が目立つので、端から丁寧に継ぎ目を合わせていきます。

 

 

三浦:それでもまだ継ぎ目が目立つ場合は、指でガリガリと継ぎ目をなぞることで、目立ちにくくなります。

 

地道な作業ですが、これを端から端まで繰り返してください。

 

 

三浦:継ぎ目を合わせ終わったら、端から1m間隔でU字釘を打っていきます。

 

 

西澤:養生テープだけだとダメなんですか?

 

三浦:そうですね。養生テープだけだと接着が弱いため、U字釘での補強は必須です。

 

 

三浦:端から端まで釘打ちができたら、1枚目のジョイント完成です。残りの人工芝もすべてジョイントしてください!

 

 

ステップ⑩人工芝をU字釘で固定する

 

※動画で見たい方はこちら

 

三浦:それでは最後に、壁際の外周部分の人工芝をU字釘で固定していきましょう。

 

西澤:いよいよ本留めですね。

 

 

三浦:壁から2~3cmくらいの場所に、U字釘を打ちます。

 

 

西澤:ここでも、釘が目立たないように埋もれた芝を掻き出したほうが良いですよね?

 

三浦:はい!地道に丁寧な打設を繰り返してください。

 

 

三浦:こんな感じですね。残りの箇所も打ち込んでいきます。

 

 

西澤:釘はどれくらいの間隔で打設すれば良いですか?

 

三浦:1mに1回が目安です。

 

打設の際は、強く打ち込みすぎると1箇所だけへこんで見えてしまうので、力の入れすぎにはご注意ください。

 

1箇所ずつ丁寧に釘を打っていきます

 

三浦:ちなみに、人工芝の固定にU字釘を使うのは、人工芝の縮みを防止できるためです。

 

人工芝は時間の経過とともに縮んでいく性質があり、普通の釘ではこの収縮を抑えきれないのですが、U字釘なら2本の軸で人工芝を強く固定できます。

 

※人工芝に使うピンの詳細は、下記の記事でお伝えしています。

 

人工芝の固定に使うピンは?釘の打ち方・本数・長さなど完全ガイド!

 

 

完成形はこちら!

 

 

西澤:釘の打ち込みが、すべて完了しました! 終盤は釘打ちにも慣れてきて、スムーズにできましたよ。

 

三浦:かなり上手に仕上がりましたね!本当にお疲れさまでした!

 

西澤:専門業者さんほど、きれいに継ぎ目を隠すことはできませんでしたが、自分としては満足のいく仕上がりです!

 

 

西澤:我が家のワンちゃんたちも、早速はしゃいでます!笑

 

三浦:気に入ってもらえたみたいですね。笑

 

 

三浦:ちなみに、人工芝の上に珪砂という砂をまくと、ワンちゃんの足のケアになりますよ。

 

ホームセンターやAmazonなどで売っているので、ドッグランに使用する場合は検討してみてください。

 

 

最後に記念撮影!西澤さん、お疲れさまでした!

 

 

ちなみに、上の写真はアイリスオーヤマの人工芝を使用したお庭です。

 

カインズとアイリスオーヤマの両方の人工芝を使ってみて、肌触りや工事のしやすさには、そこまで大きな差はありませんでした。

 

やはり、弊社としては、カインズとアイリスオーヤマの人工芝の違いは「色味の濃さ」のみという印象です。

 

 

なお、DIYの施工が終わった後に、サービスで弊社の人工芝を使って職人が張り直しをおこないました。

 

ぜひ、このお庭でワンちゃんといっぱい遊んでいただけたらと思います!

 

 

人工芝のDIYにかかる費用は約4,300円/㎡

 

人工芝のDIYにかかる費用は、「約4,300円/㎡」が目安になります。

 

費用の内訳は、以下のようなイメージです。

 

人工芝

3,400円/平米

防草シート

300円/平米

下地材

300円/平米

副資材(釘など)

300円/平米

 

なお、上記に加えて、持っていない工具があれば、その購入費用が別途かかります。

 

人工芝の費用に関しては、以下の記事でも詳しくお伝えしています。業者に依頼する場合の費用相場についても紹介しているので、興味があればご覧ください。

 

人工芝の費用相場って何円くらい?DIY・施工業者の料金相場まとめ!

 

 

【ケース別】人工芝のイレギュラーな施工方法

  • ドッグラン向け人工芝の施工方法
  • 屋上・ベランダ・テラスの場合の施工方法
  • スポーツ向け人工芝の施工方法

ここでは、人工芝のイレギュラーな施工方法を紹介します。

 

 

ドッグラン向け人工芝の施工方法

 

【ドッグラン向け人工芝の施工方法】

  1. 天然芝や雑草、石を撤去する
  2. トンボで地面を整地する
  3. 下地材をまく
  4. 下地を整地する
  5. 下地を転圧する
  6. 防草シートを敷く
  7. 人工芝を仮置きする
  8. 人工芝をカットする
  9. 人工芝同士をジョイント(接着)する
  10. 人工芝をU字釘で固定する
  11. 芝の上に珪砂をまく

ドッグラン向けに人工芝を施工する際の流れは、上記のとおりです。

 

基本の施工とほとんど同じですが、最後に「珪砂という砂を撒く」という工程が入ります。

 

なお、ドッグランにしたい場合、人工芝は「毛足が長くて毛量が多い」ものを選ぶと、クッション性が高くワンちゃんの足腰のケアになります

 

毛足の長さの目安は30mm以上で、芝葉の1本1本が太いものだとより良いです。

 

ドッグラン向け人工芝に関する知識は、以下の記事にまとめていますので、ご興味があれば併せてご覧ください。

 

人工芝を犬用・ドッグラン用に敷くメリット&デメリット!おしっこの臭い対策まで!

 

 

屋上・ベランダ・テラスの場合の施工方法(DIYでは非推奨)

 

【屋上・ベランダ・テラスの場合の施工方法】

  1. コンクリートの清掃
  2. 人工芝の仮止め
  3. 床に合わせて人工芝をカット
  4. 人工芝同士をジョイント(接着)
  5. 人工芝の外周を接着
  6. 接着剤の掃除

屋上やベランダ、テラスに施工する場合、お庭への施工と大きく工程が変わります。

 

まず、コンクリートの上に人工芝を敷くことになるため、下地材や防草シートは不要です。

 

また、風の強い環境でも人工芝が飛ばされないように、専用のボンドや工法で芝同士を接着して、1枚のカーペットになるようにジョイントをします。

 

さらに、屋上やテラスでは10~13年に1回、防水加工の工事をする必要があるため、そのタイミングで人工芝を剥がせるよう「普段は剥がれないが、工事のときには剥がせる状態」に仕上げなければなりません。

 

これらの工程はDIYでは非常に難しく、作業自体も危険であることから、屋上・ベランダ・テラスの場合は、DIYではなく業者に依頼したほうが安全です

 

コンクリートへの施工方法や注意点については、以下の記事でもお伝えしています。施工事例なども紹介しているので、よろしければご覧ください。

 

人工芝をコンクリートに施工する方法!安全に敷く注意点&施工事例も紹介

 

 

スポーツ向け人工芝の施工方法

 

【スポーツ向け人工芝の施工方法】

  1. 天然芝や雑草、石を撤去する
  2. トンボで地面を整地する
  3. 下地材をまく
  4. 下地を整地する
  5. 下地を転圧する
  6. 防草シートを敷く
  7. 人工芝を仮置きする
  8. 人工芝をカットする
  9. 人工芝同士をジョイント(接着)する
  10. 人工芝をU字釘で固定する
  11. 芝の上に珪砂をまく

スポーツをするために人工芝を施工する場合は、工程の最後で珪砂をまく必要がありますが、それ以外の流れは通常の施工と同じです。

 

珪砂をまくことの利点は、人工芝の耐久性とクッション性が増し、足腰への負担も軽減されることです。

 

なお、サッカーやフットサルコートなどには「ロングパイル人工芝」と呼ばれる、芝葉の長い人工芝が使われることもあります。

 

ロングパイル人工芝は、芝自体の耐久性が非常に高いことに加えて、ゴムチップなどの充填材を多く入れることで、摩擦による火傷を防いだり、クッション性を高めたりする効果が生まれます。

 

ロングパイル人工芝の詳細は、下記の記事をご参照ください。

 

【家庭用NG】ロングパイル人工芝の特徴&用途を専門業者が徹底まとめ!

 

 

人工芝DIY施工のよくある失敗パターン5選

【人工芝DIY施工のよくある失敗パターン5選】

  1. 人工芝がデコボコになってきてしまう
  2. 芝目の向きが揃っていない
  3. 継ぎ目(ジョイント部分)が目立ってしまう
  4. 人工芝にカビが生えてしまう
  5. 継ぎ目から雑草が生え、人工芝を持ち上げてしまう

ここでは、人工芝のDIYでよくある代表的な失敗パターンを5つ紹介します。

 

初めて施工する人が陥りがちな落とし穴なので、ぜひ事前に把握しておき、失敗を回避してください。

 

 

失敗パターン1. 人工芝がデコボコになってきてしまう

 

原因

  • 下地材が人工芝に適していない

  • 下地の整地や転圧が甘い

対策

  • DIYに適した下地材を使う
  • 整地や転圧は丁寧に時間をかける

 

まず、よくある失敗パターンが「人工芝がデコボコになってきてしまう」ことです。

 

その原因としては、施工の際に、下地の整地と転圧が甘かった箇所があることが考えられます。

 

下地が強固でないと、最初は平らに見えても、人や物の重みで徐々にへこんできてしまいます。

 

下地の作り直しは、人工芝や防草シートを剥がす大作業となってしまうため、容易にはできません。だからこそ、最初の施工の段階で、下地作りは丁寧におこなう必要があります。

 

下地の重要性については、以下の記事でもお伝えしていますので、詳しく知りたい方は併せてご覧ください。

 

人工芝は下地が命!DIYでの下地の作り方3ステップ

 

 

失敗パターン2. 芝目の向きが揃っていない

 

原因

  • 「芝目の向き」という概念を知らない

  • 設置前に芝目の向きを確認していない

対策

  • 芝を仮置きして芝目の向きを確認する

 

芝目の向きが揃っていない」ことも、初心者にありがちな失敗パターンです。

 

芝目とは、人工芝の葉の傾きのことです。

 

人工芝の葉は直立しているわけではなく、少し斜めに傾いているのですが、この向きを統一しないと「左に傾く芝もあったり、右に傾く人工芝もあったり」といった状態になってしまいます。

 

このため、人工芝を仮置きする段階で、目視で芝目の向きを確認し、統一するようにしてください

 

 

芝目や人工芝の向きを合わせる敷き方のコツは、以下の記事で詳しくお伝えしています。

 

人工芝にはキレイに見える向きがある!芝目の向きを合わせる敷き方も公開!

 

 

失敗パターン3. 継ぎ目(ジョイント部分)が目立ってしまう

 

原因

  • 下地材が人工芝に適していない
  • 下地の整地や転圧が甘い

など

対策

  • 下地材はDIYなら山砂を使う
  • 整地や転圧は丁寧に時間をかける

など

 

継ぎ目が目立ってしまう」ことも、DIYのよくある失敗パターンです。

 

その原因は、ジョイント部分の隙間が大きく空いたり、必要以上に重なったりしていることにあります。

 

継ぎ目は、以下の8つの対策を実施すると目立ちにくくなります。

  1. 人工芝の耳を切っているか確認する
  2. 芝の毛の量が多い人工芝を使う
  3. 継ぎ目部分(ジョイント部分)にテープを貼る
  4. U字釘を打って人工芝を固定する
  5. 下地の表面をまっすぐに整え、圧力をかけ固める
  6. 水はけの良い下地材を散布する
  7. 人工芝の仮敷きをしっかりおこなう
  8. 芝目の向きを揃える

それぞれの対策の詳細は、以下の記事でお伝えしていますので、気になる方はご覧ください。

 

人工芝の継ぎ目を隠す方法8選!対策から応急処置、原因まで完全まとめ

 

 

失敗パターン4. 人工芝にカビが生えてしまう

 

原因

  • ナイロン製の人工芝を使っている

対策

  • ナイロン製の人工芝を避ける

 

人工芝にカビが生えてしまう」ケースもよくあります。

 

カビた人工芝の写真

 

カビが生えてしまうのは、ナイロン製の人工芝を使っているからです。

 

そこで、ナイロン不使用の「ポリエチレン製」や「ポリプロピレン製」の人工芝を選べば、カビが生えることはありません

 

人工芝とカビについて、より詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

 

人工芝にカビを生やさない簡単な方法!専門業者が教える効果抜群の対策!

 

 

失敗パターン5. 継ぎ目から雑草が生え、人工芝を持ち上げてしまう

 

原因

  • 雑草を根から抜いていない
  • 防草シートに隙間がある

対策

  • 雑草を根から抜く
  • 防草シートは重ねて敷く
  • 芝と芝をジョイントテープと釘で固定する

 

よくある失敗として、「人工芝の隙間(継ぎ目)から雑草が生えてきて、芝を持ち上げてしまう」というパターンもあります。

 

そうならないためには、下記の4つの対策を実施してください。

  1. 隙間なく防草シートを敷く
  2. 施工の際、雑草を根から抜いておく
  3. クロスシート(織布)の防草シートは避ける
  4. 雑草が育たない材質の下地材を使用する

特に、1と2は重要ですので、必ず実施することをおすすめします

 

なお、雑草対策については、下記の記事でもお伝えしています。

 

人工芝の雑草対策4選!生える原因~防草シートの敷き方まで総まとめ!

 

 

DIYでの施工に自信がないのであれば、専門業者に頼んだほうがお得な場合も

 

ここまで人工芝のDIYについてお伝えしましたが、DIYに自信がないのであれば、専門業者に頼んでしまったほうがお得な場合もあります

 

というのも、DIYの場合、

  • 転圧機などの機材がない。揃えるにしてもお金がかかる
  • 慣れない工事で時間がかかり、1日かかっても終わらない(時間的コストがかかる)
  • 施工ミスなどで、雑草が生えたり芝がすぐ劣化したりしてしまう

といったケースが、よく見受けられます。

 

また、専門業者とDIYの施工では、人工芝の寿命にも大きな差が生まれ、プロが施工すると8~10年持つのに対し、DIYでは1~3年で劣化してしまうこともあります。

 

そのため、「長期的に見たら業者に依頼したほうがお得だった」というパターンも珍しくありません。

 

もちろん「自分でやってみたい」「DIY自体が好き」という理由であれば、DIYをすることになんら問題ありません。

 

しかし、「コストを抑えるためにDIYを検討している」のであれば、一度、専門業者へ見積もりを依頼して、DIYの場合と比較してみることをおすすめします。

 

日本人工芝計画では、施工費用の見積もりを無料でお出ししています

 

専門業者に頼んだら、どれくらいお金がかかるのか気になる」という方は、下記からお気軽に弊社までご連絡ください。実際に施工箇所を確認した上で、費用を計算いたします。

 

 

人工芝に関するよくあるQ&A

最後に、人工芝に関するよくある質問とその回答を紹介していきます。

 

 

Q1. 人工芝のメリット・デメリットは?

 

【人工芝の7つのメリット】

  1. いつでも美しい緑の景観を楽しめる
  2. 日々の手入れがほぼ不要
  3. 維持費がほとんどかからない
  4. 雑草が生えにくい
  5. 虫が出にくい
  6. 泥や土で汚れず清潔に遊べる
  7. 日当たりの悪い場所にも敷ける

【人工芝の5つのデメリット】

  1. 季節感を感じにくい
  2. 初期費用がかかる
  3. 8~10年ほどで芝の交換が必要
  4. 長年使うにつれて芝の毛が寝てしまう
  5. そこまで耐熱性が高いわけではない

人工芝のメリットとデメリットは、上記のとおりです。

 

それぞれの項目の詳細は、下記の記事でお伝えしています。

 

人工芝のメリット・デメリット12選!導入前に知っておきたい知識まとめ!

 

 

Q2. 人工芝でバーベキューはできるの?

 

 

以下の対策をすれば、人工芝でBBQができます。

  1. 人工芝の上に防火シートを敷く
  2. 地面が平らな場所を選ぶ
  3. 炭を使わないコンロを使用する

特に1と2は、必ずおこなうようにしてください。

 

対策の詳細については、以下の記事でお伝えしています。

 

【対策すればOK】人工芝の上でバーベキューしよう!専門業者が教える3つの対策

 

 

Q3. 人工芝のお手入れ・掃除の方法は?

 

 

人工芝のお手入れとしては、基本的には掃除機やホウキをかけて掃除すればOKです。

 

ちなみに、掃除機の場合は「ダイソンの掃除機」が圧倒的におすすめです。弊社も、普段の掃除ではダイソンを使用しています。

 

汚れてしまった状況ごとの人工芝の掃除方法は、下記の記事にまとめていますので、詳しく知りたい方は併せてご覧ください。

 

人工芝のお手入れ&掃除方法を完全まとめ!メンテナンスはこれで解決!

 

 

Q4. 人工芝の寿命はどれくらい?

 

 

場所

耐用年数目安

お庭

8年(DIYの場合1~3年)

屋上・テラス

9年

室内

11年

テニスコート

6年

サッカー場

4年

幼稚園

7年

パターゴルフ場

7年

 

弊社の経験上、人工芝を設置した場所ごとの耐用年数は、上記のとおりです。

 

一般的には、人工芝の寿命は10年前後と言われることが多いようです。しかし、実際のところ、人工芝の品質や設置した場所、施工方法によって、寿命は大きく左右されます

 

詳しくは以下の記事でお伝えしていますので、興味があればご覧ください。

 

人工芝の耐用年数は?劣化の原因&寿命を延ばす6つのポイント!

 

 

Q5. 人工芝に虫は出やすくなるの?

 

 

「人工芝を敷くと虫がわく」という噂は間違いです。正しく施工すれば、人工芝に虫がわくことは、ほぼありません

 

むしろ、雑草が減ったり下地材で虫が生活しにくくなったりすることから、工事前と比べて虫は減ります

 

ただし、施工に問題があると、多少は虫がわいてしまうことがあります

 

以下の記事では、虫がわく原因とその対策をまとめているので、詳しく知りたい場合は参考にしてください。

 

「人工芝は虫がわく」は間違い!専門業者が教える4つの原因&対策!

 

 

Q6. 砂利の上に人工芝を敷くのはあり?

 

 

砂利の上に人工芝を敷くのはNGです。「砂利で芝が破損する」「芝がデコボコする」など、さまざまな不具合が生じます。

 

このため、砂利がある庭の場合は、砂利を撤去してから人工芝を敷いてください

 

詳しくは、以下の記事にまとめています。

 

砂利の上に人工芝を敷くのはNG!専門業者が教える砂利への施工方法!

 

 

Q7. 人工芝に雪が積もったらどう対処すれば良い?

 

 

多少の雪なら放置して問題ありません。人工芝は、雪や寒さにも想定して作られています。

 

ただし、数cm以上雪が積もった場合は、放置すると芝や下地にダメージがある可能性があります。その場合は、スコップで雪かきをした上で、雪を水で洗い流してください。

 

詳しい方法は、以下の記事でお伝えしています。

 

【多少の雪なら放置でOK!】人工芝の雪かき方法完全まとめ!

 

 

Q8. 人工芝の素材は何でできているの?おすすめの素材はある?

 

 

人工芝の素材は、簡単に言うと「プラスチック」でできています。具体的には、以下の3種類の素材のどれかが使われていることが多いです。

  • ナイロン(ポリアミド)
  • ポリプロピレン
  • ポリエチレン

このなかでおすすめなのは、耐久性や肌触り、値段のすべてに優れた「ポリエチレン」です

 

それぞれの素材の特徴は、以下の記事でお伝えしているので、ご興味のある方はご覧ください。

 

【プロが解説】人工芝3種類の素材とその特徴とは?おすすめの素材も公開!

 

 

Q9. お庭を人工芝にしたら猫が来なくなるって本当?

 

 

お庭を人工芝にしただけで、猫が来なくなるわけではありません

 

一時的に来なくなることもありますが、時間とともに慣れてきて、また集まってしまうパターンが多いです。

 

このため、人工芝で猫避けをしたい場合は、何かしらの対策が必要になります。

 

おすすめなのは「人工芝に猫の嫌がる臭いのスプレーを吹きかける」ことです。弊社のお客様からは、「この方法が一番効果が出た」との声を頂いています。

 

人工芝の猫避けについては、以下の記事でも紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。

 

もう野良猫で悩まない!人工芝でお庭に猫を寄せ付けない方法まとめ!

 

 

Q10. 人工芝の耐熱温度はどれくらい?

 

 

人工芝の耐熱温度は、110度程度が一般的です。

 

ただし、耐熱温度は芝の材料や品質によって異なり、低いものだと70度程度までしか耐えられない人工芝もあります。

 

なお、庭でバーベキューをしたい場合には、「防炎認定」されている人工芝を選ぶと安心です。

 

「防炎認定人工芝」について詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照ください。

 

人工芝の防炎性能は低い!?耐熱温度の高い「防炎認定人工芝」で火災対策!

 

 

Q11. 人工芝はジョイントタイプとロールタイプ、どちらがおすすめ?

 

 

人工芝には、上の写真のように四角い芝を組み合わせて使う「ジョイントタイプ」と、下記のようにカーペット状になっている「ロールタイプ」があります。

 

 

このうち、おすすめなのは「ロールタイプ」のほうです

 

もちろん、ジョイントタイプが悪いというわけではありません。

 

しかし、仕上がりや耐久性の面で、ジョイントタイプはどうしてもロールタイプに劣ってしまいます。

 

そのため「設置の手軽さに特化したい」という場合以外は、ロールタイプの人工芝を選ぶようにしてください。

 

なお、人工芝を選ぶ際のチェックポイントとしては、ほかに以下の5つがあります。

  1. ナイロン製ではないか?
  2. 耐久性テスト(グレースケールテスト)を実施しているか?
  3. 毛足の長さは目的に合っているか?
  4. 防炎認定を取得しているか?
  5. 価格は予算内か?

それぞれのポイントの詳細は、下記の記事をご参照ください。

 

人工芝の「失敗しない選び方」を専門業者が完全ガイド!

 

 

Q12. 人工芝にして水はけが悪くならない?

 

 

人工芝を敷くことで水はけが悪くなるということはありません。正しく施工できていれば、降雨の後も滞りなく排水されます。

 

人工芝と水はけの関係は、下記の記事で詳しくお伝えしています。

 

人工芝の水はけは悪くない!水はけを左右する要素と水はけ対策を解説

 

Q13. 人工芝の上で花火をしてもOK?

 

 

防災認定人工芝を選び、防火シートを敷くなど、人工芝に直接、火花が落ちない対策を取れば、人工芝の上で花火をしても問題ありません

 

人工芝と花火については、下記の記事で詳しくお伝えしています。

 

人工芝の上で花火はできる?防火シートやタイルなど楽しめる対策を紹介!

 

 

人工芝のDIY施工方法まとめ

【人工芝をDIYで施工する流れ】

  1. 天然芝や雑草、石を撤去する
  2. トンボで地面を整地する
  3. 下地材をまく
  4. 下地を整地する
  5. 下地を転圧する
  6. 防草シートを敷く
  7. 人工芝を仮置きする
  8. 人工芝をカットする
  9. 人工芝同士をジョイント(接着)する
  10. 人工芝をU字釘で固定する

本記事では、人工芝のDIY施工の流れを、西澤さんご夫婦の施工風景を例にお伝えしました。少しでも参考になれば幸いです。

 

なお、DIYは費用を安く抑えるために取り組む方も多いですが、人工芝と防草シートはある程度の予算をかけて購入することをおすすめします

 

これらの材料は人工芝の「見た目」「寿命」「肌触り」を大きく左右するものです。数年単位で使用するものなので、安価なものは避けてください。

 

また、「DIYに自信がない」「よりキレイな景観に仕上げたい」という場合は、人工芝専門の施工会社である日本人工芝計画までお気軽にご相談ください。

 

あなたのお庭に最適な施工プランをご提案いたします。