人工芝を固定する際に必須となるピン。
「どんなピンを使えばいいの?」
「ピンの打ち方にコツはあるのかな?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、人工芝で使うピンについて、人工芝専門業者の弊社が解説します。
具体的には、
の順番に、初めて施工する方でもわかるようにお伝えしていきます。
誰でも人工芝のピンが上手に打てるようになると思うので、ぜひ参考にしてみてください!
もし「人工芝をゼロからDIYする方法を知りたい」という場合は、以下の記事をご覧ください。初心者が職人に教わりながら、人工芝をDIYする方法をまとめています。
「人工芝をDIYで施工する方法|初心者でも簡単にできるやり方をプロが解説!」
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人工芝を固定するのにおすすめのピンは「U字釘」です。実際に弊社も工事の際はU字釘を使っています。
では、なぜU字釘がおすすめなのでしょうか?それは「U字釘が人工芝の縮みを防止するため」です。
そもそも人工芝は時間が経つと徐々に縮む性質があり、普通の釘ではこの収縮を抑えきれないんです。
一方で、U字釘の場合は違います。
釘がガッチリ固定されるので、人工芝の縮みを抑えることができるのです!
このような理由から、人工芝にはU字釘が向いています。
では、具体的にどんなU字釘を選べばいいのでしょうか?次は、おすすめのピンの長さや太さを紹介していきます。
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おすすめのU字釘の長さは15cmです。
短いと固定する力が弱く、長すぎるとガス管や水道管を打ち抜く危険性があるので、15cmがおすすめです。
ピンの太さに関しては、一概に「何mmがおすすめ」とは言えません。人工芝用のU字釘を選べばOKです。
太い釘は頑丈で固定力も強いですが、万が一ガス管や水道管に釘が当たってしまった場合、釘が強すぎて打ち抜いてしまうことがあります。
細い釘は固定力が弱いですが、管に負けて釘が曲がるので打ち抜くことはありません。
また、細いと釘で空いた穴から雑草が生える心配も減ります。ただしその分、たくさんの本数を打たなければなりません。
どちらも一長一短なので、結論としては「人工芝用のU字釘を選べばOK」です。
人工芝の長さによって用意するピンの本数は違います。
目安としては、大体20cmに1本打設するように本数を用意してください。
例えば、8mの長さなら40本程度の釘を打つイメージです。
【防草シートを固定する2種類のピン】
次は、防草シートを固定するのに使用する2種類のピンを紹介します。
人工芝はU字釘一択でしたが、防草シートの場合は上記2通りの選択肢があります。
扱いやすく安価なためおすすめは丸釘ですが、U字釘に大きなデメリットがあるわけではありません。
どちらか好きな方を選んでください。
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まずは人工芝の固定ピンでもおすすめしたU字釘。こちらを防草シートの固定に使用することもできます。
防草シート用U字釘の場合「ワッシャー」という円形のシートおさえが付いている場合もありますが、人工芝の場合は無理に用意する必要はありません。
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人工芝の下に敷く防草シートの場合、このような丸釘を使って固定することもできます。
(防草シートのみ工事する場合はU字釘でしっかり固定する必要がありますが、人工芝の下に敷く場合はわざわざU字釘を使う必要はありません。)
U字釘より扱いやすく安価なため、基本的には丸釘で固定するのがおすすめです。
人工芝や防草シートへピンを打ち込むときの間隔ですが、大体20cmに1回打設するようにしてください。
広すぎると固定する力が弱くなってしまうので、ふんだんに使っていただけたらと思います。
ただし、普通に打ち込むと釘が目立ってしまいます。見栄え良く固定するためには、次に紹介する打ち方を実践してください。
【ピンが目立たないU字釘の打ち方】
せっかくピンで固定しても、釘が目立ってしまってはなんだか気になりますよね。
上記3ステップの打ち方を実施いただければ、芝で釘が隠れ目立たなくなるので、ぜひ試してみてください!
まずはU字釘をある程度打ち込みます。
完全には打ち込まず、釘の頭が1cmほど残るように打設してください。
次に、U字釘に挟まった部分の芝生を、指でどかしてください。
これにより、残り1cmを打ち込んでも芝がピンに巻き込まれなくなります。
最後に、残り1cmを完全に打ち込んでください。
ステップ2でどけた芝生が良い感じにピンを隠してくれます。
これまで人工芝の固定ピンや打ち方について紹介しましたが、それらは下地がしっかりと固められてあることが前提にあります。
というのも、下地が柔らかいままだと、
というデメリットがあるためです。
下地が凹むと見た目がガタガタしてしまう原因になります。
そのため弊社のような専門業者の場合は「転圧機」というマシンを使って下地を固めます。
DIYの場合は、ちょっと大変ですが足のかかとやタンパーで固めるようにしてください。
下地はピンの固定だけでなく、人工芝の品質全てを左右すると言っても過言ではありません。
以下の記事では良質な下地の作り方をまとめていますので、興味があれば覗いてみてください♪
こちらは余談ですが、人工芝の釘はサビることで太くなりより強固に固定されます。
なのでサビ止めスプレーをかけたりサビ防止シートを貼ったりする必要はありません。
また「サビているから交換しなきゃ」と焦る必要もありません。
【今回のまとめ】
人工芝をピンで固定する際は、上記を意識していただけたらと思います。
また記事中で紹介した「ピンが目立たないU字釘の打ち方」も、もしよければ試してみてください。
もし「自分でできる自信がない」「より見栄え良く工事してほしい」という場合は、専門業者に依頼するのもおすすめです。
DIYと専門業者の工事では人工芝の寿命が7~9年くらい変わってくるので、長期的に見てもお得な場合が多いですよ。
日本人工芝計画も人工芝専門の施工業者として、依頼をお受けしています。
継ぎ目もわからないほど美しく、約10年長持ちする高品質な工事をいたしますので、ぜひお気軽にご連絡ください!
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