人工芝を自宅に設置しようとして購入サイトを眺めてはみたものの、「どれを選べばいいのだろう?」と困ってしまったことはありませんか?
販売されている人工芝には価格はもちろん、素材・毛足の長さ・耐久性・耐熱性などによるさまざまな違いがあります。
そこでこの記事では、人工芝を選ぶときに失敗しないためのチェックポイントを人工芝専門の施工業者である日本人工芝計画が解説します。
おすすめの人工芝や、コスパよく設置する方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
弊社が考える人工芝を選ぶ際のチェックポイントは、以下の5つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
人工芝の葉の部分に使われる素材としては、基本的に「ナイロン」「ポリエチレン」「ポリプロピレン」の3種類があります。
このうち、ナイロン製の人工芝は水をよく吸ってカビやすいため、避けたほうが無難です。
一方、ポリエチレンかポリプロピレンであれば、水に強いためカビる心配がありません。
なかでもポリエチレン製は、「価格」「肌触り」「耐久性」すべてが高水準なので大変おすすめです。弊社が施工する際もポリエチレン製の人工芝を使用しています。
人工芝の素材についてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
「【プロが解説】人工芝3種類の素材とその特徴とは?おすすめの素材も公開!」
一般的に人工芝の耐用年数は、10年前後と言われることが多いです。
しかし、実際に10年もつのは「グレースケールテスト」という耐久性テストを通過している人工芝だけ。
グレースケールテストを実施していない人工芝は、ほとんどの場合10年未満で著しく劣化してしまいます。
このため、人工芝を選ぶ際にはグレースケールテストを受けたものを選ぶことがおすすめです。
グレースケールテストが実施されていることを確認するには、商品紹介ページを見たり、販売店に問い合わせたりしてみてください。
なお、弊社の扱う人工芝はグレースケールテストを実施しており、1等級(最高等級)を取得しています。
【参考:グレースケールテストとは】
紫外線テストや摩擦テストをおこなって耐久性(何年もつのか)を試験すること。
ホームセンターで販売されている人工芝や通販の安価な人工芝では、ほとんど実施されていません。
ホームセンターなどで購入できる人工芝の長さは一般的に、「20mm」「30mm」「40mm」の3種類があります。
芝丈20mmのタイプは触感が刈りたての芝のように固く、あまりフワフワ感がありません。
しかも、20mmでは毛足が短くてジョイント部分が隠れずに目立ってしまいます。
このため、パターゴルフの芝として使われることはありますが、一般家庭の庭やベランダに設置する際にはあまりおすすめできません。
一方、芝丈が30mmもあれば施工した際にジョイント部分が目立ちすぎることもありません。
触感もよく耐久性も高いため、毛足の長さで迷ったら基本的には芝丈30mmを選ぶことをおすすめします。
芝丈40mmのタイプは触感がフワフワとして気持ちいいのが特徴です。
ただし、子どもが人工芝の上で激しい運動をしたりすると、芝葉がすぐにぺちゃんこになってしまうというデメリットがあります。
毛足が長い分、ペットを飼っている場合には芝を噛んでしまう可能性もありますので注意が必要です。
なお、「毛足の長さ」の他に「芝葉の厚さ」も大切なポイントです。
ホームセンターで売られている人工芝には、1本1本の芝葉がとても薄いものがあります。
芝葉が薄いと耐久性がなくてすぐにヘタってしまうため、なるべく厚みのあるものを選ぶようにしてください。
人工芝の耐熱性は、材質や品質などによってピンからキリまであります。
なかには耐熱温度が70度しかないものもありますが、防炎認定を取得している人工芝であれば耐熱温度は110度程度になります。
特に室内やベランダなどに設置する場合には、万が一の火災に備えて耐熱性が高い人工芝を選んだほうが安全です。
人工芝が防炎認定されているかどうかは、
などの方法で確認してください。
なお、防災認定人工芝については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。興味があれば、こちらもあわせてご覧ください。
「人工芝の防炎性能は低い!?耐熱温度の高い「防炎認定人工芝」で火災対策!」
人工芝の品質はもちろん大事ですが、当然ながら予算内に収まるかどうかも大切なチェックポイントです。
ここで知っておいていただきたいのは「人工芝は安かろう悪かろう」だということ。
ホームセンターなどで購入できる安価な人工芝には、以下のようなデメリットがあります。
予算だけを重視して安価な人工芝を選んでしまうと、見た目や耐久性に問題があって再購入が必要になってしまいかねません。
そうなると、結果的に費用が予算を上回ったり、芝の張り替えに時間や労力が余計にかかったりする可能性があります。
このような失敗を避けるためには、できる限りこれまでに紹介したポイント1~4を満たした納得できるクオリティの人工芝を選ぶようにしてください。
人工芝にはジョイントタイプとロールタイプの2種類がありますが、弊社では基本的にはロールタイプを推奨します。
なぜなら、ジョイントタイプは簡単に設置できる一方で、以下のデメリットがあるためです。
また、ロールタイプには幅1mと2mのものがありますが、大判のほうがよりジョイント回数を少なくできるため、できれば2mを選ぶことをおすすめします。
ここまで人工芝を選ぶ5つのポイントを紹介してきましたが、すべてを満たす人工芝を見つけることはなかなか難しいです。
また、初心者の方には、それぞれのポイントに優先度をつけて最適な人工芝を選ぶのは少し難易度が高いと感じてしまうかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、弊社でも取り扱っている「リアル人工芝」です。
リアル人工芝には、以下の7つの魅力があります。
「せっかくなら最高品質の人工芝が良い」という方は、このリアル人工芝を選んでみてはいかがでしょうか。
リアル人工芝について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
「日本人工芝計画の高級リアル人工芝7つの魅力【プロが選ぶ至高の一品】」
| 1平米あたりの費用 | 耐用年数 |
DIY | 約4,300円 | 1〜3年 |
専門業者 | 人工芝の価格:2,000~4,500円 施工費用:3,500~7,000円 | 10年 |
ご自宅に人工芝を設置する際、コストパフォーマンスを考えるとDIYよりも専門業者に施工を依頼したほうが良い場合があります。
たしかに設置する際に要する費用は、DIYだと約4,300円/㎡なのに対して、業者に依頼すると「人工芝の価格2,000~4,500円/㎡+施工費用3,500~7,000円/㎡」がかかるため、割高に思えるかもしれません。
しかし、DIYと専門業者による施工では人工芝の耐用年数が大きく異なります。
DIYでは施工の荒さなどが原因で1〜3年で劣化してしまうケースが多いのですが、業者による施工で高品質な人工芝を使えば耐用年数は10年ほどまで伸びます。
このため、張り替えのサイクルを考えると業者に依頼してしまったほうがコスパが良いことが多いです。
どうしてもDIYで設置したい場合には、高品質な人工芝や下地材を選ぶことで耐用年数を伸ばせます。
下記の記事では、正しい施工方法を紹介していますので、ぜひご確認ください。
人工芝をDIYで施工する方法|初心者でも簡単にできるやり方をプロが解説!
なお、人工芝の設置にかかる費用については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
「人工芝の費用相場って何円くらい?DIY・施工業者の料金相場まとめ!」
人工芝の色は緑だけではありません。一味違ったおしゃれな景観を楽しみたい方におすすめするのが、上の写真のようなカラー人工芝です。
カラー人工芝を使う主なメリットは、以下の3つです。
通常の緑の人工芝にカラー人工芝を組み合わせることで、天然芝のような自然な見た目を維持しつつ、人工芝ならではのおしゃれな景観に仕上げることができます。
カラー人工芝について興味を持たれた方は下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
「色を組み合わせておしゃれに!カラー人工芝3つのメリット&施工事例まとめ」
この記事で紹介した人工芝を選ぶときのチェックポイントは以下の5つです。
実際に人工芝を購入する際は、これらのチェックポイントを参考にしながら選ぶことで、失敗を避けられるはずです。
とはいえ、「選び方のポイントはわかったけど、どうしても決められない」と悩んでしまわれる方もいるかもしれません。
そんなときは、弊社までお気軽にご相談ください。あなたのご自宅に最適な人工芝をお選びします。
DIYでの設置が難しいようであれば人工芝の施工も承りますので、下記のリンクからまずは無料の見積もりをご予約ください。