「自宅の屋上の景観を良くしたい」
「テラスでバーベキューがしたい」
このような思いから、屋上やテラスへ人工芝の施工を検討される方は多いです。
ただ、人工芝に馴染みがないと「そもそも、コンクリートに人工芝を施工できるのか?」「どのように施工すればいいのか?」と迷ってしまうかもしれません。
そこで本記事では、コンクリートの上に人工芝を施工する方法や施工の際の注意点、コンクリートに適した人工芝の選び方などを紹介します。
屋上やテラスへ人工芝の施工を検討している方は、参考にしてみてください。
なお、「自分で施工する自信がない」という方は、下記のボタンから弊社までご相談いただければ、まずは無料で費用のお見積もりをいたします。ぜひお気軽にご連絡ください。
まずは、弊社がコンクリートに人工芝を施工した事例を3つ紹介します。
それぞれの事例をご覧になりながら、ご自身のお宅で人工芝を敷いたところをイメージしてみてください。
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こちらのお宅では、ベランダに人工芝を敷き、デスクとチェアを置いています。
施工後は、べランピングを楽しんでいただけているようです。
なお、人工芝の上でバーベキューをすることも可能ですが、防火シートを敷くなどの対策が必要です。
詳しくは、下記の記事でお伝えしていますので、気になる方は併せてご確認ください。
【対策すればOK】人工芝の上でバーベキューしよう!専門業者が教える3つの対策
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こちらは、テラスに人工芝を施工した事例で、ワンポイントで犬の肉球の模様を施しました。
このように緑の人工芝のなかに、別のカラーでワンポイントを加えると、よりおしゃれな印象になります。
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最後に紹介するのは、屋上に人工芝を敷いて、パター練習スペースを作った事例です。
ご自宅にこのようなスペースがあれば、いつでもゴルフの練習ができます。
パターゴルフ工事の施工の流れなどは、下記の記事でお伝えしていますので、ご興味のある方はチェックしてみてください。
人工芝で自宅にパターゴルフを作ろう!メリット・施工内容・事例総まとめ!
ここでは、弊社がコンクリートの上に人工芝を施工した事例を紹介しました。他の事例も気になる方は、下記のボタンからご覧いただけます。
弊社にはよく「人工芝はコンクリートの上に敷けますか?」という質問をいただきます。
結論から言えば、施工は可能です。
土の地面に人工芝を施工する際は、釘を打って固定しますが、コンクリートの場合は釘を使えない代わりに、接着剤を使って固定します。
ただし、コンクリートへ人工芝を施工する際は「退去時や耐水加工をし直す際に剥がす必要がある」一方で、「強い風が吹いても剥がれないようにしなければならない」という相反することを同時に実現しなければなりません。
そこで弊社は、下記のような特殊な工法を用いています。
| 弊社の工法 | 一般的な工法 |
使用するテープ | ◎ 特殊な片面テープを使用。床と強力にくっつくにも関わらず、跡が残らない。 | × 人工芝専用のブチルテープを使用。接着力が弱く、黒い剝がし跡が残りやすい。 |
ボンドの接着 | ◎ 特殊な片面テープの上にウレタンボンドを塗って接着。テープと人工芝の接着が強固になる。 | × ブチルテープのみで接着。人工芝の裏は凸凹しているので、ブチルテープでは接着力が弱くなる。 |
これによって、人工芝が強固に接着されて、剥がした際にはコンクリートの床に跡が残らなくなります。
この工法での施工をご希望の方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。
人工芝をコンクリートに敷く際は、以下の6つのステップを踏みます。
それぞれの工程を詳しく見ていきましょう。
コンクリートの表面に埃や汚れがあると、人工芝の接着が甘くなってしまいます。
そこで、施工を始める前に、入念に掃除をしておきます。
清掃が終わったら、人工芝を両面テープで地面に仮止めします。
ここで仮止めをしておかないと、後で芝がズレてしまう可能性があります。
仮止めをすると、人工芝の余分な部分がわかります。
そこで、刃が大きめのカッターやハサミを使って、不必要な部分をカットします。
カットが終わったら、人工芝同士がピッタリ合うようにウレタンボンドでジョイントします。
屋上やテラスは風が強いため、この工程では、剥がれないようにボンドを贅沢に使って強力に接着することがポイントです。
なお、弊社が施工する際は、コンクリートに直接ウレタンボンドが付かないように、あらかじめ床にシートを貼り、その上にボンドを塗布してジョイントしています。
ウレタンボンドは扱いが難しいため、DIYでは両面テープが使われることも多いです。
続いての工程は、人工芝の外周部分の接着です。
弊社ではウレタンボンドを用いて外周を接着していますが、DIYの場合はセメダインなどの床材用接着剤がよく使われ、両面テープや重石で固定する場合もあります。
ここで人工芝の固定が弱いと、風でめくれたり、歩いたときの摩擦や衝撃でズレたりしてしまいます。
さらに、強風で人工芝が落下してしまうと、人を怪我させるなどの事故につながりかねません。
このような事故を防ぐため、接着剤で強固に固定するようにします。
最後の仕上げとして、ウレタンボンドが人工芝に付着している場合は、除去スプレーを使いながら掃除をします。
継ぎ目が目立たないよう微調整したら、施工は完了です。
屋上やテラスのコンクリート面に施工する人工芝は、下記のポイントを意識して選ぶことをおすすめします。
それぞれの詳細を見ていきましょう。
人工芝は芝葉の密度によって重量が変わりますが、コンクリートに敷く人工芝は、1ロールあたり40~50kgの軽いものは避けるようにしてください。
その理由は、重量が軽いと風で簡単に吹き飛んでしまうためです。
ホームセンターなどに売っている人工芝は43kg程度のものが多く、コンクリート向きとはいえません。
そこで、コンクリートに施工するのであれば、専門業者から1ロールあたり70kgほどの人工芝を購入することをおすすめします。
コンクリートの床は土の地面と違って真っ平なので、人工芝の継ぎ目の歪みが目立ちやすくなります。
ここで毛足の短い人工芝を敷いてしまうと、さらにその歪みが際立ってしまうため、なるべく毛足が長いタイプを選ぶと良いです。
目安としては、毛足が25mm以上ある人工芝であれば、歪みが見えづらくなって景観が良くなります。
人工芝の生地は、ポリプロピレンとゴムを混ぜて作られていますが、ポリプロピレンの比率の高い人工芝は「縮みやすい」という特徴があります。
このため、なるべくポリプロピレン比率の低い人工芝を選ぶようにしてください。
土の地面に施工する場合には、釘で固定することで縮みが軽減されるため、ポリプロピレンの比率についてそこまで神経質になる必要はありません。
ただ、コンクリートの場合はボンドやテープで床に固定するため、どうしても土に施工したときよりも縮みやすくなります。
そこで、人工芝を購入する際は、店の人に「コンクリートの上に敷いても縮みにくいか」確認することがおすすめです。
コンクリートに人工芝を施工するのは難易度が高く、失敗すると景観を損なうだけではなく、事故につながってしまうケースもあります。
このため、DIYで施工する際は、下記の3つのポイントに注意してください。
以下では、それぞれの詳細をお伝えします。
人工芝の位置を決めたら、必ず両面テープなどで仮止めをするようにしてください。
この仮止めをしないと、人工芝を接着する過程で、芝の位置がズレてしまう可能性が高いです。
人工芝の継ぎ目に隙間ができると、景観が崩れてしまう原因になります。
壁際の人工芝をカットする際は、少し長めを意識すると良く、目安としては壁に1.5cm程度もたれかかるようにしてください。
こうする理由は、コンクリートの地面に施工した人工芝は縮みやすく、壁際ピッタリにカットしてしまうと、縮んだときに隙間ができて景観を損なうためです。
最後の注意点は、「人工芝を剥がしやすくしておく」ことです。
そもそも、屋上やテラスのコンクリートには防水加工が必須で、これをしないとコンクリートが雨水を吸収して、水漏れや柱の腐敗などの原因になります。
防水加工の耐用年数は10~13年で、これを過ぎると加工し直す必要があります。
ただ、人工芝が敷いてあると、コンクリートに防水加工ができないため、作業の際は一度剥がさなければなりません。
そこで、人工芝を施工する時点で、後で剥がしやすいように工夫をしておくと良いです。
DIYの場合は、両面テープで人工芝を床に固定したうえでカドに重石を置いておくと、剥がしやすくて、風で飛ばされるリスクも減らせます。
ただし、これは人工芝同士が完璧にジョイントされていることが前提で、接着の甘い部分があると、そこからめくれてしまう可能性があります。
このため、DIYに自信のない方は、専門業者へ任せてしまうのも一手です。
弊社では、強力に床に固定しながらも後で剥がすことが可能で、さらに接着した跡が残らない特殊な施工ができます。
コンクリートへの施工を考えている方は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。
ここでは、コンクリートに人工芝を施工するメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
屋上やベランダに人工芝を敷こうかどうか悩んでいる方は、検討の材料にしてみてください。
コンクリートに人工芝を敷くメリットは、以下の3つです。
それぞれの詳細を見ていきましょう。
コンクリートの床は、人によっては殺風景な印象を持ってしまうものです。
この点、人工芝を敷くことで、屋上やベランダが緑色のきれいな景観になります。
子どもやペットを撮る際にも、人工芝を背景にすると写真映えがします。
屋上やテラスに人工芝を敷くことで裸足で歩けるようになり、人工芝のふわふわとした感触を楽しめます。
また、子どもが遊ぶ際、コンクリートだと転んだときに擦り傷になってしまいがちですが、人工芝ならその心配はありません。
人工芝に定期的なメンテナンスは必要ありません。
埃や汚れが気になったときに、掃除機やほうきをかけるだけでOKです。
このように、メンテナンスに手間がかからないのは、人工芝の魅力の1つだといえます。
コンクリートに人工芝を施工した場合のデメリットは、以下の2つです。
ここでは、デメリットの詳細とその対策をお伝えします。
コンクリートの上に人工芝を敷くと、土の地面に施工した場合に比べて、どうしても静電気が発生しやすくなります。
静電気は安い人工芝ほど発生しやすく、高価なものでも完全には防げません。
対策としては、出入口付近に下記のような静電気除去グッズを設置することをおすすめします。
出典:モノタロウ
人工芝は熱を吸収しやすい素材でできているため、夏は熱くなりやすいです。
気温や日差しによっては、裸足で歩くのが難しくなることもあります。
対策は「事前に散水しておくこと」で、水を撒いてからしばらくの間は温度が下がります。
本記事ではここまで、人工芝をコンクリートへ施工する方法や施工の際の注意点などをお伝えしてきました。
ただ、正直に言うと、屋上やテラスへの施工は非常に難易度が高く、ミスがあると風で人工芝が飛ばされて事故につながる危険性もあるため、基本的にDIYはおすすめしません。
施工後の安全性や景観の良さを求めるのであれば、専門業者へ依頼することをご検討ください。
業者に任せた場合は施工費用はかかるものの、仕上がりや耐用年数を考慮すると、長期的にはむしろお得になるケースも多いです。
日本人工芝計画はコンクリートへの施工の経験も豊富な人工芝の専門業者で、人工芝を強固に床に接着しつつ、跡が残らないような工法も可能です。
コンクリートへの施工を検討中の方は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。施工費用の見積もりは、無料でいたします。
ここでは、人工芝とコンクリートに関するよくある質問とその回答を紹介します。
剥がし方は接着の方法によって異なり、場合によってはシンナーなどを使用した大がかりな作業が必要になります。
このため、剥がしたいときには、施工を担当した業者に相談するのがベストです。
ちなみに、弊社が施工をおこなう場合は、あらかじめ剥がしやすいように床にシートを貼って、その上にボンドを塗布しています。
こうすることで、人工芝を剥がしても床に跡が残らなくなるメリットもあります。
人工芝を敷いたことで、屋上やテラスに虫がわきやすくなることはありません。
人工芝の素材は、プラスチックです。虫のエサになるわけではないので、寄ってくる心配はしなくても大丈夫です。
人工芝と虫の関係については、下記の記事もチェックしてみてください。
「人工芝は虫がわく」は間違い!専門業者が教える4つの原因&対策!
高品質な人工芝を使えば、水はけに影響が出ることはありません。
ただし、安価な人工芝には水を含みやすい素材を使っているものもあるため、それを選んでしまうとカビが発生する原因になることがあります。
人工芝の水はけについて詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
人工芝の水はけは悪くない!水はけを左右する要素と水はけ対策を解説
問題ありません。人工芝は、車の重量にも耐えられます。
どうしても気になる場合には、タイヤが通る部分にだけコンクリートを残すことも可能です。
下記の記事では、駐車場に人工芝を敷くメリット・デメリットを紹介しているので、よろしければ併せてご覧ください。
人工芝を駐車場に敷くメリット・デメリット&DIYでの施工方法まとめ!
本記事では、コンクリートに人工芝を敷く方法や、施工の際の注意点などを紹介しました。
しかし、コンクリートへの施工は難易度が高く、ミスがあると事故につながるおそれもあります。
このため、基本的には専門業者へ依頼することがおすすめです。
ただ、専門業者のなかでもコンクリートへの施工を苦手としていることは多く、屋上やベランダへの設置はお断りしているところもあります。
この点、弊社は屋上・ベランダでの施工の経験も豊富で、多くのお客様からご満足いただいていますので、「コンクリートへの施工が得意な業者に任せたい」という方は、ぜひ弊社までご相談ください。
施工費用のお見積もりは無料で、金額をご確認いただいた後にお断りいただいてもOKです!