「防草シートって必ず敷かないとダメなの?」
「人工芝におすすめの防草シートは?」
「防草シートを敷くと虫がわかないの?」
人工芝を敷こうと考えている方の中でも、このようなお悩みのある方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、人工芝専門の施工会社である日本人工芝計画が、防草シートについて解説します。
具体的には、
の順番に、重要なポイントに絞ってお伝えしていきます。
あなたの防草シートに関する疑問が解消されるかと思いますので、ぜひご一読ください!
「人工芝の下に防草シートは敷かないといけないの?」と質問をいただくことがあります。
結論から言うと、人工芝の下に防草シートは必須です。
理由は色々あるのですが、大きく分けると以下の3つが挙げられます。
順番にお伝えしていきますね。
防草シートを敷かないと、人工芝の隙間から光が入り、雑草が生えてしまいます。
人工芝には水抜き用の穴があるので、どうしてもそこから雑草が生えてしまうんですね。
また、外壁周りなどからも雑草が生えてしまうこともあります。
なので、防草シートを敷いて日光を遮断し、雑草が育たない環境を作る必要があります。
(↑写真は他社の失敗事例)
雑草が生えると、人工芝全体が押し上げられて、ゆがんだりベコベコしたりしてきます。
そのまま時間が経つと、人工芝のデコボコや継ぎ目が目立ちやすくなり、見た目が悪くなってしまいます。
さらに、デメリットは景観が乱れるだけではありません。芝につまづいて怪我してしまったり、芝自体が破損してしまったりすることもあります…!
景観や安全面を保つためにも、防草シートを敷いて雑草を対策する必要があります。
人工芝の隙間から生えた雑草は虫のエサになるので、虫がわく原因にも繋がります。
また、虫がわくことで、芝の下の土が表面に錯乱してしまうことも、
虫対策のためにも、防草シートは必ず敷くことをおすすめします!
ちなみに「人工芝や防草シートを敷くと虫がわきやすい」という噂がありますが、これは間違いです。正しく施工すれば、虫はむしろ減っていきます。
虫がわく原因や対策方法は別の記事でもまとめているので、もしよければ参考にしてくださいね▼
「「人工芝は虫がわく」は間違い!専門業者が教える4つの原因&対策!」
一口に防草シートと言っても、その種類は様々です。
ここでは、防草シートの種類3つについてと、その中でもおすすめのタイプを紹介します。
【防草シートの種類3つ】
それぞれどんな特徴があるのか、順番にお伝えしていきますね。
出典:Amazon
ポリプロピレンを用いて作られたのが、プラスチック系の防草シート。
耐久性が非常に高いですが、その分値段も一番高額です。
ちなみに、プラスチック系では「ザバーン」というシートが有名です。聞いたことのある方もいるのではないでしょうか?
【プラスチック系のメリット】
【プラスチック系のデメリット】
出典:Amazon
クロスシートは、繊維を一つ一つ織って作った防草シート。
安価ですが、その分効果や耐久性が低いという特徴があります。
ホームセンターで売っている防草シートは、クロスシートタイプのものが多いです。
【クロスシートタイプのメリット】
【クロスシートタイプのデメリット】
不織布は、クロスシートとは違って繊維を織らずに作った防草シート。
厚手で除草力も高く、敷きやすいのが強みです。その分少し値段も高めですが、プラスチック系と比べると安価で手に入ります。
人工芝との相性が良く、人工芝施工では基本的に不織布タイプがおすすめです。
【不織布のメリット】
【不織布のデメリット】
繰り返しになりますが、人工芝で使う防草シートは不織布タイプがおすすめです。弊社の施工でも、不織布の防草シートを使用しています。
【不織布が人工芝におすすめな理由】
防草シートは敷くこと自体も重要ですが、それ以上に「何を選ぶか」も重要。
1箇所でも雑草が突き抜けると人工芝全体に影響が出るため、多少値段が張っても質の高いものを選ぶと良いですよ!
防草シートはただ敷けば良いわけではありません。注意したいポイントがあります。
ここでは、防草シートを敷く際の4つのポイントをお伝えしていきますね。
防草シートを敷く前に、雑草を根までしっかり抜いておきましょう。
雑草の根が残っていると、根に残った栄養分などから、防草シートを敷いた後も再び雑草が生え育ってしまう可能性があります。
強い雑草だと防草シートを破ってしまうこともあるので、敷く前に根ごと処分しておいてください。
雑草を処理して地面を平らに整地したら、上から圧力をかけ固めておいてください。(この作業を「転圧」と言います。)
転圧しないと、地面がデコボコになりやすく、防草シートに隙間やしわが生まれてしまいます。
そうなると防草効果が弱まってしまうため、転圧は必ず行ってください!
施工業者は専用の機械を使って転圧しますが、足のかかとやタンパーでもある程度代用可能です。
防草シート同士を養生テープで接着するのもポイント。シートの合わせ目の隙間を埋めることで、防草効果がアップします。
逆に防草シート合わせ目に隙間が空いてしまうと、そこから雑草が生えてくる可能性もあります。
徹底的に雑草対策するために、養生テープでわずかな隙間も塞ぎましょう。
防草シートを敷いたら、後でめくれないよう釘を打ち地面に固定してください。
時間が経つと、防草シートがズレたりめくれたりするのを防止するためです。また、人工芝を敷くタイミングでズレる可能性もあります。
以上、4つのポイントをお伝えしました。防草シートを敷く際は、意識していただけたら幸いです。
なお、人工芝を施工する全体的な流れは下記の記事でお伝えしているので、ご興味のある方は併せてご覧ください。
人工芝をDIYで施工する方法|初心者でも簡単にできるやり方をプロが解説!
ここでは、弊社が実際に防草シートを敷く際の流れを、写真付きでお伝えしていきます!
まずは、雑草を根元から抜き、しっかり除草していきます▼
除草が終わったら、下地を整えていきます▼
下地作りは人工芝の仕上がりを大きく左右するポイントなので、別の記事で詳しくまとめています。こちらもあわせて参考にしてください。
下地が作り終わったら防草シートを仮引きして、カットしながら長さや形を整えていきます▼
次に、釘で防草シートを固定していきます▼
最後の仕上げで余分な部分をカットしたら、防草シートの施工は完了です▼
これまでお伝えした通り、防草シートの施工はただ敷くだけではありません。
雑草処理や下地作りなど、専門的な技術が必要になってきます。
DIYでも施工は可能ですが、耐久性や芝への影響など長期的な目線で見ると、専門業者に依頼した方が確実です。
また、弊社も人工芝専門業者として施工をお受けしています。
「防草シートや人工芝を綺麗に敷いて長持ちさせたい」という場合は、お気軽にご相談ください!
ここでは、人工芝の防草シートに関するよくあるQ&Aをお伝えしていきます!
基本的には問題ありません。
ただし、シートにゆるみ・ゆがみがあると、その上の人工芝がパカパカしてしまいます。
なので、先ほどお伝えした「4つのポイント」を意識しながら敷いてみてください!
継ぎ目の下だけではよくありません。
人工芝には等間隔で水抜き用の穴があります。継ぎ目以外にも隙間はあるので、人工芝の下全体に敷くようにしてください。
また、一度人工芝を敷くと防草シートを手直しすることは困難です。手間をかけても防草シートは全体に敷いてみてください!
【防草シートを敷く方法まとめ】
防草シートは人工芝の仕上がりや耐久性を大きく左右するとっても重要なものです。
必須と言っても過言ではないので、ぜひ使用していただけたらと思います。
もし、
「防草シートを自分で敷ける自信がない」
「人工芝の施工を含めて業者に一任したい」
というのであれば、人工芝専門業者の弊社へお気軽にご相談ください。