「人工芝を購入する前に捨て方を確認しておきたい」「古くなった人工芝を処分して新しいものに張り替えたい」
本記事では、このようにお考えの方に向けて、人工芝専門の施工業者「日本人工芝計画」が「正しい人工芝の捨て方」をお伝えします。
人工芝の捨て方に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、人工芝は施工方法によって寿命が大きく変わります。
施工の質が悪いとすぐに劣化し、新しいものに張り替えなければなりません。
そこで、なるべく人工芝の寿命を伸ばして、処分の手間を減らしたいとお考えの方は、弊社までご相談ください。高品質で長持ちする人工芝の施工をお約束します。
はじめに結論を申し上げると、人工芝の捨て方はお住まいの自治体によって異なります。
そもそも、人工芝は「ナイロン(ポリアミド)」「ポリプロピレン」「ポリエチレン」などのプラスチック系の素材でできています。
人工芝の素材について詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照ください。
【プロが解説】人工芝3種類の素材とその特徴とは?おすすめの素材も公開!
プラスチックの分別方法は自治体によって異なり、可燃ゴミとして扱う市町村もあれば、不燃ゴミに分類される場合もあります。
さらに、もう少し細かく、やわらかいプラスチックは「可燃ゴミ」で、硬いプラスチックは「不燃ゴミ」とするケースもあるようです。
そのため、実際に人工芝を捨てる際には、自治体のホームページでゴミの分別を確認するようにしてください。
ホームページを見てもわからない場合には、直接役所に問い合わせることをおすすめします。
以上を踏まえて、一般的な傾向として、プラスチック製の人工芝は以下のいずれかに分別されることが多いです。
ここからは、それぞれの分別のポイントを見ていきます。
一般的には、人工芝を30×30cm未満にカットして、自治体が指定するゴミ袋の中に入れれば、「可燃ゴミ」または「不燃ゴミ」として回収してもらえることが多いです。
この場合、特別な処分費はかからないことがほとんどです。
人工芝をカットせずにそのままの大きさで捨てたいときには、「粗大ゴミ」として扱われることが多いです。
ただし、ほとんどの自治体では粗大ゴミの回収は有料です。
コンビニなどで「処理券」を購入し、受付センターに連絡して回収を依頼してください。
「資源ゴミ」とはリサイクル可能なゴミのことで、多くの自治体がビンや缶を資源ゴミとして回収しています。
市町村によっては、プラスチックでできている人工芝も資源ゴミとして回収しているところがあります。
店舗やスポーツジムなどの商業施設に設置されていた人工芝は、「産業廃棄物」として処分しなければなりません。
産業廃棄物は、一般家庭のゴミのようにゴミ収集所に出すのではなく、専門の処分業者に依頼する必要があります。
もちろん、依頼した業者には処分費用を支払うことになります。
以上、人工芝の捨て方について、一般的な傾向を紹介しました。
ただし、冒頭でお伝えしたとおり、分別方法は自治体によって異なります。
実際に捨てる際は、必ず市町村のホームページなどで処分の方法を確認してください。
ここでは、人工芝を「可燃ゴミ」もしくは「不燃ゴミ」として捨てる際の流れを紹介します。
基本的な流れは、次の4ステップです。
それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。
まずは、人工芝を地面から剥がします。
土の地面に人工芝を設置している場合は、下記のようなU字釘で固定されています。
U字釘を抜く際は、バールを使うのがおすすめです。
出典:Amazon
バールがなければ、ペンチで挟んで引っ張るか、マイナスドライバーでテコの原理を使って抜くこともできます。
ベランダなどのコンクリートの地面に人工芝を施工する際は、下記のように接着剤で固定されます。
この場合は、人工芝をゆっくり引っ張って地面から剥がしてください。
人工芝を土の地面に設置していた場合、剥がすと土が付いていることがあります。
多くの自治体では、土を「自然物」として扱っており、人工芝に土が付いていると「ゴミ」として回収されないことがあります。
そこで、人工芝に付いた土は手ではたいて、きれいに落としてください。
手ではたいても落ちない場合は、ホースで水をかけるか、高圧洗浄機を使うことをおすすめします。
人工芝を剥がしたら、自治体が指定するゴミ袋に入るように細かくカットしてください。
多くの自治体では、「30×30cm未満」に細断するよう指示されています。
人工芝は、市販のカッターやハサミで切ることが可能です。
その際、できれば刃が大きなものを選ぶと、カットしやすくなります。
また、カッターを使う場合は、切れ味が悪くなったらすぐに刃を替えることをおすすめします。
人工芝をカットする方法については、下記の記事で詳しくお伝えしていますので、併せてご覧ください。
人工芝のカット方法まとめ!必要な道具4選&失敗しないための2つのコツ
人工芝を細かくカットできたら、自治体が指定するゴミ袋に入れます。
お住まいの自治体では、人工芝が「可燃ゴミ」と「不燃ゴミ」のどちらに該当するのか確認して、決められた日にゴミ収集所に持っていきましょう。
人工芝を捨てる際には、次の3つの作業もおこなう必要があります。
ここでは、それぞれについて見ていきます。
人工芝を設置する際には、上記のような「防草シート」を下に敷きます。
この防草シートは、人工芝の下に日光が入るのを遮断して、雑草が生えてくるのを防ぐ効果があります。
防草シートについて詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。
人工芝の下に防草シートが必要な3つの理由!正しい敷き方&コツも紹介!
庭から人工芝を撤去する際には、この防草シートも一緒に処分しなければなりません。
防草シートの素材は、以下の3つのいずれかです。
ご自身の防草シートの素材を確認した上で、お住まいの自治体に捨て方を確認してください。
ちなみに、防草シートは人工芝と同様に、細かくカットすれば「可燃ゴミ」か「不燃ゴミ」として回収してもらえることが多いです。
土の地面に人工芝を敷いていた場合、固定に使っていたU字釘も不要になります。
U字釘はほとんどが金属製なので、「不燃ゴミ」に分別されることが多いです。
ただし、U字釘は先が尖っているので、そのまま捨てると袋を突き破って危険です。
そのため、U字釘を捨てる際には、全体を紙で包んでガムテープでぐるぐる巻きにするなど、ゴミを収集する方が怪我をしないように配慮してください。
ベランダなどのコンクリートに人工芝を施工する際は、接着剤で固定します。
強力な接着剤を使っていると、剥がした際に跡になることがあるのですが、それを金属のヘラなどでガリガリ削ると、コンクリートに傷がつくので注意が必要です。
コンクリートに付着した接着剤は、専用の薬剤を使うときれいに落ちることがあるので、ホームセンターなどで探してみてください。
なお、弊社では、強力に床に固定しながらも跡が残らない特殊な施工が可能です。
賃貸などでコンクリートを汚したくない方は、ぜひ弊社までご相談ください。
人工芝の耐用年数は、一般的に「10年前後」とされています。
ただし、本当に10年持つのは「高品質の人工芝」を「正しく施工」した場合に限ります。
弊社がこれまで多くの人工芝を見てきた経験では、DIYで施工した場合、1~3年で劣化してしまうことが多いです。
人工芝が劣化すると景観も悪くなるため、張り替えをしなければなりません。
そして、そのたびに古い人工芝を処分する必要があるので、手間も費用もかかります。
張り替えのコストを抑えるべく、人工芝をなるべく長持ちさせるには、下記の6つのポイントに取り組むことをおすすめします。
それぞれのポイントの詳細は、下記の記事でお伝えしていますので、よろしければ併せてご覧ください。
人工芝の耐用年数は?劣化の原因&寿命を延ばす6つのポイント!
なお、人工芝を長持ちさせるための一番手っ取り早い方法は、専門の施工業者に任せてしまうことです。
弊社もこれまで多数のお宅で施工を承ってきており、お客様からは「きれいな景観が長持ちする」と好評をいただいています。
施工費用の見積もりは無料ですので、ご興味があればお気軽にお問い合わせください。
本記事では、人工芝の捨て方をお伝えしました。
人工芝の分別方法は自治体によって異なりますので、実際に捨てる際には市町村のホームページなどでよく確認してください。
なお、「既存の人工芝を新しいものに張り替えたい」という方は、弊社にご連絡いただければ、古い人工芝の処分から新しい人工芝の設置まで一括で承ります。
まずは現地を確認したうえで施工費用の見積もりを出しますので、下記からお気軽にご相談ください。