日本人工芝計画

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【プロが解説】人工芝3種類の素材とその特徴とは?おすすめの素材も公開!

更新日:

 

「人工芝って何の素材でできてるの?」

 

このような疑問をお持ちの方もいるのではないのでしょうか?

 

この記事では、人工芝の3種の素材やその特徴について、人工芝専門業者の弊社が解説していきます!

 

さらに、3種類の中でも特におすすめの素材も紹介します。

 

DIYでの芝選び・素材選びには困らなくなるレベルまで理解できると思うので、ぜひご一読ください!

 

なお、人工芝をDIYで施工する方法は、下記の記事で紹介しています。

 

人工芝をDIYで施工する方法|初心者でも簡単にできるやり方をプロが解説!

 

 

人工芝の素材はざっくり言うと「プラスチック」

 

人工芝の素材は平たく言うと「プラスチック」です。

 

そう、ペットボトルやバケツに使われるあのプラスチックなんです。

 

ただ一口にプラスチックと言っても、その種類は何十個もあります。

 

例えば、

  • ナイロン(ポリアミド)
  • ポリエチレン
  • ポリプロピレン
  • ポリスチレン
  • ポリウレタン
  • 塩化ビニル樹脂
  • アクリル樹脂
  • フッ素樹脂
  • ポリ乳酸

などなど、他にも難しい名前がたくさんあるんです。

 

ですが、人工芝に使われるプラスチックは、その中でも基本的に3種類。

 

次の項では、人工芝の素材に使われる3種類のプラスチックを紹介します!

 

 

人工芝の素材3種類とその特徴を紹介!

 

ナイロン(ポリアミド)ポリプロピレンポリエチレン

値段

★★★
安価

高価

★★
普通

肌触り

★★★
柔らかい

硬い
★★
ナイロンよりやや硬め

耐久性


もろくカビやすい
★★★
非常に優れた耐久性
★★
優れた耐久性

おすすめ度


メリットもあるが耐久性がイマイチ

★★
耐久性特化の高価な人工芝

★★★
バランスが良く全てが高水準

 

人工芝の素材に使われるプラスチックは、以下の3種類(※)です!

  • ナイロン(ポリアミド)
  • ポリプロピレン
  • ポリエチレン

(※)詳しくは後述しますが、人工芝の布部分は、ポリプロピレンとアフラス(ゴム系)が使用されています

 

上記の表に、それぞれの特徴を簡単にまとめました。これから、各素材についてさらに深掘りしていきます!

 

 

人工芝の素材①:ナイロン(ポリアミド)

 

ナイロンは、肌触りが柔らかく安価な素材。そのため、人工芝の下地の凹凸に対しても綺麗にフィットします。

 

一昔前はナイロン製の人工芝が主流でしたが、現在はそこまで多く使われていません。そもそも売られることも少なくなりました。

 

ただ、柔らかく下地にフィットするので、パターゴルフの人工芝では未だに使用される素材です。

 

ですが、カビが発生したり壊れやすかったりとデメリットも多くあります。

 

ご家庭のお庭や屋上、テラスなどにおいては使用を避けたほうが安全です。

 

 

人工芝の素材②:ポリプロピレン

 

人工芝素材の中でも、耐久性に特化したのがポリプロピレン。

 

どれくらい強固かと言うと、硫酸など危険な化学製品を取り扱う容器にも使われるほどです。

 

また、その頑丈さから、テニスやサッカーなどの人工芝コートにも使用されています。

 

ただ、肌触りは人工芝素材の中でも一番硬く、値段も一番高価。

 

一般家庭用としてはデメリットが大きいので、次に紹介するポリエチレンをおすすめしています。

 

 

人工芝の素材③:ポリエチレン

 

3種類の素材の中で最もバランスが良いのがポリエチレン。ナイロン製よりは硬いものの、肌触りとしては十分柔らかいです。

 

耐久性にも優れており、水も弾くのでカビの心配もありません。

 

また、耐候性も優秀で、紫外線にも強いというメリットもあります。

 

ポリプロピレンより価格も安く、まさにメリットを良いとこ取りした素材です。

 

 

おすすめの人工芝素材はポリエチレン!

 

3種類の人工芝素材を紹介しましたが「結局どれを選べば良いの?」となるかもしれません。

 

そこで、3種の中で最もおすすめの素材を挙げると、それはズバリ「ポリエチレン」です。

 

ポリエチレンは価格・使い心地・耐久性すべてに優れており、大きなデメリットもありません。

 

人工芝施工業者の弊社も、ほとんどの工事でポリエチレン製人工芝を使用しています。

 

もちろん、用途や目的によっても最適な芝は違うので「絶対ポリエチレンがNo.1!」ではありません。

 

ですが、ご家庭のお庭や屋上、法人のオフィスなどの一般向けにおいては、基本的にポリエチレンがおすすめです!

 

 

屋外でナイロン製の人工芝を使わないよう注意!

 

先ほども少し書きましたが、ナイロン製の人工芝は、素材の特性上どうしてもカビが生える可能性があります。

 

雨の当たる屋外で使用していると、早いうちにカビてしまうかもしれません。

 

そのため、ナイロン製の人工芝は室内で使用するのがおすすめです。肌触りも良いので、カーペットとしても優れています。

 

ちなみに、人工芝のカビの原因や対策については、別の記事でもまとめています。興味があれば、こちらも見てみてください!

 

人工芝にカビを生やさない簡単な方法!専門業者が教える効果抜群の対策!

 

 

人工芝の裏側(基布)の素材はポリプロピレンとアフラス(ゴム系)

 

これまで人工芝の素材3種類についてお伝えしましたが、これらは厳密に言えば人工芝の葉の部分に使われる素材。

 

人工芝の裏側(基布と言います)の素材については、ポリプロピレンとアフラス(ゴム系)が使用されています。

 

というのも、基布は人やモノが乗っかる部分。かなりの重量・衝撃に耐えなければなりません。

 

そこで、耐久性に優れたポリプロピレンとアフラス(ゴム系)が使用されています。

 

ただ、ゴムだけだと劣化・ひび割れも起きる可能性もあります。そのため、あくまでメインの素材はポリプロピレンです。

 

余談ですが、耐久性を上げるために基布を二重にしている人工芝もあります。弊社の扱う人工芝も、基布が二重構造の人工芝です。

 

 

人工芝の素材まとめ!

【人工芝の素材まとめ】

  • 人工芝の素材はざっくり言うとプラスチック
  • 具体的には「ナイロン」「ポリプロピレン」「ポリエチレン」の3種
  • 家庭用におすすめなのはポリエチレン製の人工芝
  • ナイロン製の人工芝はカビやすいので屋内での使用が安全
  • 人工芝の裏側(基布)の素材はポリプロピレンとアフラス(ゴム系)

人工芝の素材は一言で表すとプラスチック。ですが、プラスチックにも数十個の種類があります。

 

その中でも、人工芝に使われているのは「ナイロン(ポリアミド)」「ポリプロピレン」「ポリエチレン」の3種類。

 

おすすめはポリエチレン製の人工芝です。値段・品質・耐久性すべての水準が高く、迷ったら選んでおけば間違いありません。

 

人工芝専門の施工業者である日本人工芝計画でも、施工の際は基本的にポリエチレン製の人工芝を使用しています!

 

「ウチも人工芝を導入しようかな」と悩んでいるようでしたら、お気軽にお問い合わせください。

 

敷きたい場所に合わせて最適な施工プランを提案させていただきます!