「屋上に人工芝をDIYしたい!」と思っても、
などの疑問や不安があるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、人工芝専門の施工業者である日本人工芝計画が、屋上に人工芝をDIY施工する方法を解説します。
「友達に自慢できるキレイな景観に仕上げたい!」と思うのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
【注意】
DIYでの人工芝施工は危険です。芝や工具が落下しないよう、最大限の注意を払ってください。
また、施工ミスや接着の甘い箇所があると、強風で芝が落下する可能性もあります。芝の上に重石を置くなどの対策を実施してください。
もし不安な場合は、プロに施工を依頼するのが安全です。弊社も人工芝専門業者として施工をお受けしているので、お気軽にご相談ください。
屋上に人工芝をDIY施工する際に必要な道具は、上記の6つです。本記事でもこの6つを用いながら説明していきます。
なお、上記はあくまで「DIYで」施工する場合の道具です。専門業者が施工する場合、専用の工具を使用します。
そういった理由からも、DIYでは業者並みのクオリティは目指しにくいこと、ご了承ください。
【屋上に人工芝をDIYで施工する流れ】
さっそく、屋上に人工芝をDIY工事する方法を解説していきます。
まずは濡らしたタオルやモップで地面の清掃を始めましょう。
特に接着をしっかりとしないといけない外周の床はしっかりと拭いてください。
(弊社の場合は、写真のように専用の道具を使って清掃します。)
清掃が終わったら、人工芝の仮置きを実施します。仮置きとは、その名の通り人工芝を仮で設置することです。
設置後やカット時のイメージをつかむためだけでなく、縮んだ芝を伸ばすためにも行います(人工芝は購入直後、やや縮んだ状態です)。
完成形を想像しながら、2mm間隔で1ロールずつ人工芝を仮置きしてください。
なお、風や人の動きでズレないよう、この段階で以下どちらかの方法で人工芝を固定しておきましょう。
仮置きの次は、人工芝をカットしていきましょう。
仮置きをすることで「ここは余るな」「ここは形の調整が必要だな」という箇所がわかると思います。そういった部分を地面の形に合うようカットしてください。
なお、人工芝の詳しいカット方法は別の記事に詳しくまとめています。詳細は以下の記事を参考にしてください。
「人工芝のカット方法まとめ!必要な道具4選&失敗しないための2つのコツ」
人工芝のカットが終わったら、人工芝同士をジョイント(接着)しましょう。
まずブチルテープを地面に貼り、その上に床材用セメダイン(※)を塗ります。
その上で、テープの半分に1枚目の人工芝を、もう半分に2枚目の人工芝を設置しジョイントしてください。
全ての人工芝をジョイントし、1枚のカーペットのように仕上げましょう。
(※)弊社のような専門業者の場合、接着剤は人工芝専用のウレタンボンドを使用します。
ジョイントが終わったら、いよいよ人工芝を地面に固定していきましょう。
DIYの場合は、以下の貼り方がおすすめです。
なおこの際、地面全体ではなく、外周のみを固定してください。というのも、屋上は10~13年周期で防水加工をする必要があるためです。
防水加工の工事では人工芝を一度剥がす必要があるため、剥がしやすいよう外周のみを固定してください。
出典:Amazon
固定した後は、人工芝の外周に重石を載せましょう。
DIYの場合、接着の工程にミスがある・接着剤が弱いなどの理由で、人工芝が剥がれてしまうケースが多いためです。
芝が剥がれると景観崩れや芝の落下事故に繋がるため、重石を載せることで対策してください。
最後に、はみ出た接着剤やゴミを掃除したら工事は終わりです。
「コンクリート・アスファルト防水加工・ウレタン防水加工・ウレタンシート」など、屋上材質の種類は様々です。
そのため本来なら、材質に合わせて接着剤を変える必要があります。
また、賃貸だと退去時に現状復帰しなくてはいけないため、跡が残る接着剤は使用できません。
しかし接着剤のパワーが弱いと人工芝が風で飛んで破損したり、屋上から落下したりしてしまいます。そのためしっかりと接着しなくてはなりません。
もし「賃貸で接着跡を残したくない」「風でも剥がれないよう強く接着したい」という場合は、専門業者へ依頼してください。
弊社へご相談いただければ「剥がしても跡が残らない工法」で「強い風で剥がれない強い接着」を実現します。
【屋上にDIY施工する際の費用目安】
屋上に人工芝を施工する際の費用目安は上記の通りです。
人工芝の費用は広さによって変わってきます。加えて、重石や接着剤などの工具費用も、広ければ広いほど多く必要です。
例えば5㎡の屋上なら、合計40,000円程度になるイメージですね。ぜひDIYする際の目安として参考にしてみてください。
屋上に人工芝をDIYで工事するメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?本項にて、紹介していきます。
【屋上に人工芝をDIY施工するメリット】
屋上に人工芝をDIY施工するメリットとしては、上記の4つが挙げられます。
何と言っても、景観が良くなり家族の憩いの場となるのが最大のメリットでしょう。
人工芝ならストレッチやヨガなどの軽い運動もできますし、くつろいだり本を読んだりといった楽しみ方もできます。
また、屋上でバーベキューができるのも嬉しいポイント。町の景色を楽しみながら、自分たちだけの空間でゆったり食事を楽しめます。
※バーベキューをする際は、以下の記事で紹介する対策を必ず実施してください。
「【対策すればOK】人工芝の上でバーベキューしよう!専門業者が教える3つの対策」
【屋上に人工芝をDIY施工するデメリット】
一方、デメリットは上記の3つです。
屋上に人工芝を敷くと土に静電気が逃げないため、芝の表面に静電気が発生しやすい傾向にあります。
対策として、出入り口付近へ静電気除去グッズを設置しておきましょう。
また、DIYでの施工は「施工中に工具が落下する」「施工後、台風で芝が吹き飛ぶ」などの危険性があります。
見た目も「継ぎ目が目立つ」「一部だけ剥がれてしまう」など、専門業者と比べると気になることが多いかもしれません。
安全性や景観を重視するのであれば、専門業者へ依頼することをおすすめします。
「人工芝は断熱効果がある」という噂を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
しかし、実際はそこまで涼しくなるわけではありません。
人工芝自体、直射日光で温度が上がりやすいので、夏場は熱くなってしまうことがあります。
「部屋を涼しくすることを目的に屋上に人工芝を設置する」というのは、避けたほうが無難です。
【屋上に人工芝をDIYで施工する流れ】
屋上に人工芝を施工するのは、思ったよりも簡単ではありません。
「剥がすことを想定した接着」と「風に飛ばされない強固な接着」を両立する接着技術も必要です。
そのため本記事では、DIYでも接着技術をカバーできるよう重石を載せる方法を紹介しました。
ただ、重石は景観が悪くなりますし、絶対安全というわけでもありません。もし不安な場合は、専門業者へ相談してみてください。
弊社も人工芝専門の施工業者として、日々工事をお受けしています。屋上の工事実績も豊富にございますので、お気軽にご連絡ください。
まずはあなたの屋上を見て、アドバイスやお見積もりをさせていただきます。