「せっかくきれいに人工芝を設置した我が家の庭。夏は屋外で楽しみたい!」
「でも人工芝の上で花火をしてもいいのかな?」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
人工芝の上で何の準備もせずに花火をするのはたしかに危険です。ただ、安全に楽しむための方法はあります。
この記事では、人工芝専門の施工業者「日本人工芝計画」が、人工芝の上で花火を楽しむための対策方法をご紹介します。
結論からお伝えすると、人工芝の上でも花火は楽しめます。ただ、必ず事前に対策をする必要があります。
なぜかというと、飛び散った火花で人工芝が溶けたり焦げたりする場合があるからです。
次の項から、安全に人工芝の上で花火を楽しむために、以下2つの方法を紹介します。
なお、人工芝の上でバーベキューをする際にも、花火をする際と同じように事前の対策が必須です。
人工芝の上でバーベキューをする場合の対策はこちらの記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
「【対策すればOK】人工芝の上でバーベキューしよう!専門業者が教える3つの対策」
人工芝は基本的には熱に弱く、耐熱温度は110度程度が一般的だと言われています。材質や品質によっては、耐熱温度が70度程度のものもあります。
しかし手持ち花火の温度は1,000度前後になるため、人工芝の上に花火を落としてしまった場合、溶けたり、焦げたり、燃えたりする可能性が高いです。
また、お子さんが花火をした場合、地面との距離が近く、火花で人工芝が損傷するリスクがあります。
そこで、人工芝をご自宅に設置する際には防災認定人工芝を選ぶことをおすすめします。
防災認定人工芝とは、素材であるプラスチックに特殊な薬剤を塗ることで、燃えにくくする工夫がされている人工芝のことです。
防災認定人工芝なら、火花で人工芝が破損してしまうことを防げます。
ご自宅に設置している人工芝やこれから購入する予定の人工芝が防災認定されているか確認する方法は、以下の2つがあります。
防災認定人工芝についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。防炎認定のテスト内容や認定製品の調べ方について、詳細にまとめています。
「人工芝の防炎性能は低い!?耐熱温度の高い「防炎認定人工芝」で火災対策!」
防災認定人工芝を設置したとしても、「燃えにくい」だけで「まったく燃えない」わけではないので、直接人工芝の上で花火をすることはできません。
ここでは、人工芝の景観と花火を両方楽しむために、以下の3つの対策をお伝えしていきます。
事前にしっかり対策を取ることで、人工芝の上でも花火を楽しめるようになります。
一番簡単な対策は、人工芝の上で花火をするときに防火シートを敷くことです。防火シートを敷いた上で花火をすれば、火花が人工芝に直接落ちるのを防げます。
防火シートは大きさもさまざまで、1枚購入しておくと、必要なときにさっと人工芝に敷くだけで花火を楽しむことが可能です。
また、もちろんバーベキューをする際にもご利用いただけます。
たとえば「Dootiバーベキューマット」のような商品があります。
出典:Amazon
また、防火シートの他にコンパネを敷く方法もあります。コンパネとはコンクリートパネルの略称で、ホームセンターやネットショップで安価で購入できます。
防火シートは薄手のものだと風でめくれたりしますが、コンパネならその心配がありません。そのため、用意できるのであればコンパネを使うことをおすすめします。
もちろん、コンパネも防火シートと同じくバーベキューでも使えます。
人工芝を設置した庭やテラスで花火をしたければ、事前に人工芝の一部にタイルを使ったスペースを作っておくこともおすすめです。
耐火性のタイルやテラコッタ(粘土を素焼きして作った陶器素材)を使うことで、インテリア性の高いオリジナルの人工芝スペースを作れます。
人工芝の専門業者は「庭や屋上などで花火やバーベキューがしたい」という希望があれば設計段階から対策を提案することが可能です。
「これから人工芝を施工したい」「人工芝の上で花火がしたい」という場合は、ぜひ専門業者の弊社にご相談ください。
庭の広さによっては、人工芝のスペースを砂利やレンガで仕切っておけば、そこで花火をすることが可能です。
人工芝と砂利を組み合わせる場合、砂利のスペースで花火ができるほか、人工芝の景観に砂利がアクセントになったり、費用が抑えらたりといったメリットもあります。
ただ、砂利のある場所にが人工芝を敷くことができないので、砂利を撤去したり高さを調節したりする必要があります。詳しくはこちらの記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
「砂利の上に人工芝を敷くのはNG!専門業者が教える砂利への施工方法!」
また、人工芝とレンガを組み合わせる場合、両者は色合い的にも素材的にも相性バツグンです。
好みに合わせて形や色を選べるフェイクレンガというレンガ風のオブジェクトもあります。こちらの記事を参考にしてみてください。
「人工芝とレンガは相性バツグン!レンガの魅力とDIYの方法3ステップ」
人工芝は素材がプラスチックで可燃性のため、対策をせずに人工芝の上で花火をすることはおすすめできません。
ただ、防火シートやコンパネを用途に合わせて購入したり、事前に花火をすることを想定して設計をしたりといった対策を取ることで、人工芝の景観を損なうことなく花火を楽しむことは可能です。
防災認定人工芝の設置を検討される場合や、DIYでタイル・砂利やレンガの設置が難しい際には、弊社まで気軽にお問合せください。
あなたのスペースに合わせて、最適な施工と景観をご提案いたします。