人工芝を施工するとき、芝をカットしないと形や大きさが合わないことがあると思います。
そんなとき、
「人工芝のカットってどうやるんだろう?」
「このやり方で合っているのかな?」
と思うこともあるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、人工芝のカット方法について、人工芝専門の施工会社である日本人工芝計画が解説します。
具体的には、
の順番に、重要なポイントに絞ってお伝えします。
カット方法を知りたいのであれば、ぜひ参考にしてみてください!
もし「人工芝をゼロからDIYする方法を知りたい」という場合は、以下の記事をご覧ください。初心者が職人に教わりながら、人工芝をDIYする方法をまとめています。
「人工芝をDIYで施工する方法|初心者でも簡単にできるやり方をプロが解説!」
【人工芝のカットに必要な道具】
人工芝のカットに使用するのは、ズバリ上記の4つです。ハサミは任意で、使用しなくても構いません。
スムーズにカットするために、カッターは刃が大きめのものを選んでください。
また、キレイにカットするために、定規は「50cm以上」で、アルミやスチールなど「重量のある素材」が最適です。
カッターの刃は何度も変えることになるので、できれば替刃も用意しておきましょう。
それでは、これらを使った人工芝のカット方法をお伝えしていきます!
人工芝のカット方法は、簡単に言うと「裏側にして、縫い目と平行にカットする」です。
人工芝を裏返すと、上記写真のように細かい縫い目が見えると思います。
こちらの縫い目と平行に、カットしてください。定規は使っても使わなくても構いません。
このとき、できるだけ縫い目スレスレまでカットしてください。
そうすることで「人工芝の葉が生えていない部分」が少なくなり、芝同士の継ぎ目も目立ちにくくなります。
定規を使うタイミングは、壁際や形が複雑な場所でカットするときです。
不安な場合は、これ以外でも使っていただいて構いません。
ちなみに、弊社が施工するときは、カット全体の50%程度は定規を使用している感触です。
ハサミを使用するタイミングは「切る箇所があと0.5cmだけ!」というときです。
慣れないうちは細かいカットをカッターで行うのが難しいので、そういった場合にハサミを使用します。
ハサミでカットする際は人工芝の生地だけを切り、芝の毛は切らないよう細心の注意を払ってください。
【人工芝のカットで失敗しないための2つのコツ】
人工芝のカットを上手くするために、上記2つを意識してみてください。
カットにはある程度の慣れと経験が必要ですが、最低限の失敗は防げるはずです。
一つずつ詳しくお伝えしていきますね。
人工芝をカットする際にまず大事なのは「カッターの刃をできるだけ高頻度で替えること」です。
人工芝は強固なプラスチックとゴム系の素材でできており、すぐにカッターが傷んでしまいます。
キレイにカットするためには、常に刃もキレイな状態に保っておいてください。
人工芝の施工に慣れていない場合は、長さが余るくらい余裕を持たせてカットするのがおすすめです。
というのも、初めてカットに挑戦する場合
「誤って切りすぎてしまった」
「計算ミスで芝の幅が足りない」
というケースが割と多いです。
そうなると壁と人工芝の間に隙間ができてしまい、景観も悪くなってしまいます。
一度カットしてしまうと、元には戻せません。最初は余裕を持ってカットし、最後に微調整を入れる方法が失敗を避けるコツです。
マンホールがある場合など、人工芝を円形にカットしなくてはならないタイミングもあると思います。
円形にカットする方法は、ズバリ「円形の型を作ってその上からカッターで切り抜く」です。
あらかじめ切りたい形の型をダンボール等で作っておき、その型を人工芝にあててカットしてください。
(大きめの円を作る際はまた別の方法でカットしますが、DIYでの難易度が高すぎるのでここでは説明を省きます。)
ここで1点注意点があります。キレイに円形カットができたとしても、毛足の向きが揃っていなければ美しく見えません。
カット後、芝全体を確認し、毛足の向きを揃えるよう意識してみてください。
最後に一つ注意点をお伝えします。人工芝を施工する際、耳をカットすることを忘れないようにしてください。
人工芝の耳とは、写真のように芝の毛が生えていない余白部分のこと。初めてDIYする場合、この耳の切り忘れが意外と多いのです。
切り忘れるとそれだけで景観が台無しになってしまうので、ぜひ念頭に置いていただければと思います。
【人工芝のカット方法まとめ】
人工芝のカット方法は案外シンプル。庭の形に合わせて縫い目と平行にカッターで切るだけです。
ただやり方自体はシンプルでも、実際には技術がいります。慣れないうちは難しいかもしれません。
また、大きい円形や模様を描く場合や庭の形が長方形でないパターンなど、応用的なケースもあります。
そういった場合は無理にDIYで施工せず、専門業者に依頼してみてはいかがでしょうか?
「丸一日かけたけど、結局キレイに施工できなかった」とならないよう、不安な場合はプロに頼った方が安全です。
弊社も人工芝専門の施工業者として、工事をお受けしています。ぜひお気軽にご相談ください。