人工芝はいくつか種類がありますが、その中の1つにロングパイル人工芝があります。
特にサッカーやフットサルなどのスポーツ好きの方は耳にしたことあるかもしれません。
この記事では、そんなロングパイル人工芝について、人工芝専門の施工会社である日本人工芝計画が紹介します。
具体的には、
の順番に、基礎知識を網羅できるように解説していきます。
なるべく難しい用語を使わずまとめたので、ぜひご一読ください!
ロングパイル人工芝とは「芝葉の長さが50~70mmのクッション剤(※)入り人工芝」のことです。
(※)クッション剤のことを専門用語で「充填剤(じゅうてんざい)」と呼びます。
そもそも、人工芝の芝葉(パイル)の長さは30mmが一般的。
50~70mmは平均からするとかなり長いので「ロングパイル人工芝」です。
ロングパイル人工芝は多くの場合、サッカーやフットサルなど、スポーツ用のコートに使われています。
| ロングパイル人工芝 | ショートパイル人工芝 | 砂入り人工芝 |
概要 | クッション剤を撒いた芝葉の長い人工芝 | 一般的に使われる人工芝 | 砂を撒いた芝葉の短い人工芝 |
用途 | サッカーやフットサルコートなど | 庭・室内・屋上・テラスなど | テニスコートなど |
芝葉(パイル)の長さ | 50~70mm | 20~40mm | 15~25mm |
そもそも人工芝は、大きく分けて上記の3種類があります。
一般のご家庭やオフィスなどに設置される人工芝は、ほとんどの場合ショートパイル人工芝です。
なので、普段人工芝のコートでスポーツをしない場合、ロングパイル人工芝を目にすること自体珍しいかもしれません。
ただ、稀に例外があり、上記の定義に該当しないものでもロングパイル人工芝と呼ぶことがあります。これから説明しますね!
出典: Amazon
実は、通販サイトやホームセンターなどでは、35~40mmの人工芝のことをロングパイル人工芝と呼ぶことがあります。
本来、35~40mmの長さであればショートパイル人工芝と呼ぶのが自然です。にも関わらず、なぜかロングパイル人工芝と呼ばれています。
(おそらく、ショートパイル人工芝の中でも長い方なのでロングパイル人工芝と呼んでいるのだと思います。いずれにせよ、ややこしいですよね。。)
そのため、人工芝を導入する際は「ロングパイル人工芝」の名称だけを見るのではなく「何mmなのか」をしっかり確認することが重要です。
【50~70mmロングパイル人工芝2つのメリット】
ここでは、ロングパイル人工芝の2つのメリットを紹介できればと思います!
ロングパイル人工芝は耐久性が非常に高いという特徴があります。
というのも、ロングパイル人工芝にはゴムチップなどのクッション剤を50mm程度入れることが多いためです。
そのため、利用者の足腰の負担はもちろん、人工芝自体の破損も防げます。
ロングパイル人工芝はクッション性が高く、スポーツをしても比較的ケガをしにくいです。
サッカーや野球、ラグビーなどでは、激しい運動をすることもあると思います。
そのようなときでも、通常の人工芝より安心してプレイできるのはロングパイル人工芝の強みです。
【50~70mmロングパイル人工芝2つのデメリット】
メリットの次は、デメリットをお伝えしていきます!
ロングパイル人工芝は、一般的な人工芝よりも料金が高額になります。
これは、単純に芝葉の材料が多いだけでなく、クッション剤を敷き詰める費用などもかかるためです。
さらに、工事も大掛かりなものになるため、施工費用も通常の2倍程度かかります。
そういった意味でも、一般のご家庭用にはおすすめできません。
ロングパイル人工芝を敷くと、景観が「いかにもフットサルコートっぽく」なります。
これはスポーツ向けに施工するのであればメリットでもあるのですが、景観を重視する場合はデメリットと言えます。
もし天然芝のような景観にしたいのであれば、ロングパイル人工芝は避けたほうがベターです。
ロングパイル人工芝は、クッション剤を大量に入れないと芝葉の重量でペッチャンコになりやすいです。
(そもそも毛足が長い理由はクッション剤を十分に入れるためですが…!)
クッション剤をどれくらい入れるかと言うと、例えば一般的なお庭30平米の場合、大体2.5トンもの重量を入れなくてはなりません。要はそれほど大掛かりな工事になります。
そういった意味でも、ロングパイル人工芝は一般家庭用ではなく、自治体や法人のスポーツ場向けと言えます。
もしご家庭用の人工芝でクッション性を重視するなら、40mmのショートパイル人工芝で十分です。
ただ、ここで重要なのは「毛足の長さ」ではありません。あくまで「クッション剤を入れること」が大事です。
40mmのものでも、クッション剤を入れないと、1年程度で芝がペッチャンコになってしまいます。
まとめると、ご自宅にクッション性に特化した人工芝を導入する場合は、以下の2つを意識してみてください!
弊社も人工芝専門業者として、40mmの人工芝を取り扱っています。
ロングパイルに近い肌触りの人工芝を、ロングパイルより格安のお値段で提供するので、興味があればお気軽にお問い合わせください!